年末年始は飲み会の予定が詰まっている人も多いのでは。暴飲暴食が原因で、太ってしまうのもこの時期ではないだろうか。かといって、本格的に運動するのは面倒……。そんな人たちでも、たとえば会社の自分の席でできるエクササイズがあれば、実践できるはず。周囲の人に「何しているんですか?」と言われるような派手なものではなく、お昼休みやちょっとした息抜きにできる、簡単エクササイズが知りたい……! ということで、今回はフィットネスアドバイザーの福島多香恵さんにアドバイスを求めてみた。

■周りに怪しまれない、こっそりエクササイズ

「映画『ローマの休日』はイタリアのローマを舞台とした作品です。オードリヘップバーンは王族としての窮屈な暮らしから逃げ出し、アメリカ人新聞記者と恋に落ちるヨーロッパ某国の王女アンを演じました。王女が職務に飽き飽きして、ドレスのなかで靴を転がしていましたが、来賓者はそれに気がつきませんでした。今回のエクササイズは、そんな王女のようにオフィスでこっそりと行えるエクササイズです」(福島さん)

アン王女のような気分でできるとなれば、それは期待値も高く、なおかつ楽しそうだ。具体的には、どんなエクササイズだろうか……?

「一つ目は、内腿を鍛えるエクササイズです。先日電車のなかで眠っている少女がいたのですが、短いスカートから膝が大きく開いている状態で、『声をかけないと!』と思っているうちに、目が覚めてくれてホッとしました。無意識の状態で膝が開いてしまう方は要注意、内腿の筋肉を鍛えましょう。やり方は簡単です。両足の太腿でA4用紙を挟むイメージで、左右の太腿に力を入れてください。2日に1回、7秒×5セットを行います」(福島さん)

椅子に座っていても、意識して太腿に力を入れることはほとんどないと思う。しかもこの方法であれば、誰にも気づかれずに内腿を鍛えられるので、同症状に心当たりのある方はぜひ実践してみて。

■猫背になりがちな人にはコレ!

「二つ目は、抗重力筋を鍛えるエクササイズです。椎間板ヘルニアや脊柱間狭窄症など背骨周りの不調を訴える方が増えています。背骨の健康を保つためにも重力に逆らった運動が必要です。みなさんが気になっているインナーマッスルは、重力がかかった状態のときに最大限の力を発揮するといわれています。座位姿勢のまま、頭の上に本が載っているイメージを持ってください。座高を高くするイメージで本を押し返します。そのまま7秒間保ちましょう。背骨に問題がある場合は、医師や専門家に相談してください。2日に1 回、7秒×5セット行ないます」(福島さん)

デスクワークをしていると、つい猫背になってしまったり、気づかぬ間にストレートネックになってしまいがち。改善されたい方は、試してみるとよいだろう。

■目薬をさしながらストレッチ!?

「三つ目は、胸の筋肉をストレッチするエクササイズです。座った姿勢で仕事に夢中になると、前傾姿勢になって胸の筋肉が縮こまります。呼吸も浅くなり、横隔膜もガチガチに硬くなってしまいます。野口英世さんは『健康のためには横隔膜の柔軟性が必要』とおっしゃっていたそうです。胸の筋肉は定期的に伸ばしましょう。シャガールの絵画のなかに身体を大きく反らせたものがあります。シャガールほど反る必要はありませんが、軽く天井を見てみてください。目薬を活用すると簡単です。天井を見て、胸が伸びるのを意識しながら左右の眼に目薬をさします。ときには、身体を軽く右に捻り右上から一滴、反対を向いて左上から一滴さします。目薬をささなくてもアロマ入りハンドクリームやミントタブレットなどを使いながら、小休憩もかねて同様の動作をしながら気分転換するのもいいですね」(福島さん)

目薬をさす動作を利用しながら、ストレッチができるとは――。これこそ、ちょっとした息抜きにできる、究極のエクササイズではないだろうか。仕事がひと段落したら、ぜひ小休憩もかねて、プロがオススメするこれらのエクササイズを試してみては――?


【職場の自席でできる簡単エクササイズを動画を見ながらやって見よう!】


ニコニコ動画で見る→bit.ly/2C6h3sD


なお、教えて!gooウォッチでは「通勤電車でできるエクササイズ」という記事も公開している。隙間時間を使ってエクササイズをしたい人は試してみよう!

■専門家プロフィール:福島多香恵
チェアロビクス創案者。ジャズダンス指導者の経験から、平成8年会社を設立し、「登録商標」を取得。一人一人のニーズに合わせた健康づくりを目指し、チェアロビクス(登録商標)の普及活動に務めている。唄いながら覚える「第九で覚えるチェアロビクス」DVDも発売中。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)

職場の自席でできる簡単エクササイズ3選