中国メディア・今日頭条は13日、「丸々17年! 日本の高齢者が表計算ソフトのエクセルを芸術に変えて、政府からも表彰された」とする記事を掲載した。

 記事は桜の木を描いた1枚の絵画の画像を示し、「この美しい絵を見て、まず考えるのはどんなイラストソフトを使ったのかということだろう。真相は実に驚くべきもので、全てエクセルを使って完成させたのだ。しかも、作成したのが77歳という高齢の日本人男性というから、さらに驚きだ」と紹介した。

 そして、この男性が17年前に定年退職を迎えたのを機に何か新しいことを学ぼうと決意し、パソコンを用いた絵画を学ぶことを決定。しかし、専門の描画ソフトはとても高価であったため、かつての同僚がエクセルで各種図表を作っていたのを思い起こし、エクセルで絵を描くことを考えついたと説明している。

 エクセルにはオートシェイプという図形描画機能があり、男性はこれらの機能を用いて山や樹木、動物の輪郭などを描き、着色する手法を用い始める。各種機能を使いこなすにつれて、火山の噴火や湖面に映った富士山などの驚くべき作品が描けるようになった。更に技術を磨き、鏡面効果を駆使した「緑に包まれた高原の池と日傘の婦人」などの作品が次々と生み出されていった。

 これまで、多くの人に「それが何の役に立つのか」と言われて来たという。しかし、男性は自ら決めた道を進み続け、最終的には世界的な注目をあつめるようになったのだ。エクセルで絵を描き始めてから17年、個展を開くのみならず、作品が群馬美術館にも収蔵された。そして、今年9月には日本政府から「エイジレス章」を授与された。

 記事は、「定年退職した高齢者が、不可能と思える事を実現させた。われわれ若者が簡単に理想を捨てる理由などあるだろうか」と結んでいる。

 石の上にも3年、いや、石の上にも17年。老いてもなお向上心を持ち、あることにひたすらに打ち込む姿勢には畏敬の念を抱かざるを得ない。中国のネットユーザーからも「恐れ入りました。これこそ、匠の精神だ」といった賞賛が寄せられた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
日本の匠の精神は、表計算ソフトさえ芸術に変えてしまう! さらに驚きなのは・・・=中国メディア