大型バージョンアップを敢行した動画配信サービス「niconico」が、大混乱を迎えている──。

11月28日、ドワンゴはniconicoの新サービス「niconico(く)」(読みは“クレッシェンド”)の発表会を開催した。しかし、新機能を盛り込んではいたものの、画質や処理速度の改善はなされず、ユーザーから大ブーイングとなってしまったのだ。

それだけでなく、そもそもこの新バージョンは今年10月にリリースするはずだったが、大幅に遅れ、来年2月28日のリリースとなった。ユーザーにしてみれば待ちに待った新バージョンだったにもかかわらず、期待はずれだったということで、その落胆が大きかったのだろう。

新バージョンに対するネット上での厳しい意見を受け、ドワンゴの川上量生会長は、動画の画質アップに取り組むことを発表。さらに、栗田穣崇取締役は、Twitterでユーザーからの意見に直接返答した。

そして12月12日、ニコニコ生放送にて「動画と生放送サービスに対する意見交換会」を配信。そこで、川上会長がniconicoの運営責任者を退任し、栗田氏が引き継ぐことが発表された。

新バージョンの炎上がトップの退任にまで発展してしまったniconico。Twitterでは、

“この配信、リアルタイムで見てたたけど、栗田さんの反応を見る限り、好印象だった。ユーザーに信頼される運営を目指して欲しいです。期待しています。”
“今さらなにやっても遅い気がするゾ”
“気になるのは、これまでの糞改変は川上さんが原因だったのかって所なんだがな…”
“もっとユーザーに優しい人やったらええな”

など、様々な意見が投稿されている。とはいえ新体制への期待の声もある一方で、今回の新バージョンへの失望が尾を引いているのか、厳しい意見も少なくなかった。

現在、niconicoでは、動画と生放送サービスに対する意見を投稿するための専用フォームを設置。さらに「ニコニコ窓口担当」というTwitterアカウントを開設し、ユーザーの意見を受け付けている。新サービスを巡っては前途多難な道のりだが、ユーザーの意見を反映する環境は整いつつあるようだ。
(小浦大生)

■関連リンク
・動画と生放送サービスに対する意見交換会 – 2017/12/12 20:00開始 – ニコニコ生放送
http://live.nicovideo.jp/watch/lv309318824
・ニコニコ窓口担当(@nico_nico_talk)さん | Twitter
https://twitter.com/nico_nico_talk
・「川上 niconico」での検索結果 – Yahoo!検索(リアルタイム)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E5%B7%9D%E4%B8%8A+niconico