15日、TSUTAYAなどを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、グループのカルチュア・エンタテインメント株式会社(C・E)を通じ、中堅出版社の主婦の友社を買収する方針を固めたことを発表した。12月13日には「日本経済新聞」などが報じており、ネットでは衝撃が広がっていた。

主婦の友社は1916年創業の老舗出版社。料理や育児などの書籍や女性誌『Ray』や『mina』などを出版し、女性や主婦層に強みをもつ。さらに、声優専門月刊誌『声優グランプリ』、ライトノベルレーベル「ヒーロー文庫」、コミックウェブサイト「コミカワ」などエンタメ分野にも根強いファンを抱えている。

CCCは近年、出版社などを相次いで買収。グループ企業には、雑誌『Pen』や『Newsweek』を発行するCCCメディアハウス、『美術手帖』を扱う美術出版社、映画の企画・制作を行うC&Iエンタテインメントなどがある。すでに生活提案に強みを持つ出版社を複数有する同社は、今回主に女性をターゲットにしたライフスタイルを発信してきた主婦の友社を子会社化することで、その編集力やノウハウなどを活かしながらCCCグループの各事業や企画力と掛け合わせ、新しいライフスタイル提案を行っていきたいとしている。

Twitterでは、

“徳間書店とか主婦の友社とか、それぞれの領域で時代と文化つくって来た準大手を次々買収するって凄いな。そのうち、文藝春秋とか新潮社とかにも手を出すのやろか。”
“え、マジで?? え、マジなの? 主婦友も傘下に入っちゃうの?”

と驚きの声があがっており、

“ということは声優グランプリもツタヤの情報誌になると。”
“ヒーロー文庫がTSUTAYA傘下に・・・。「ナイツ&マジック」と「異世界食堂」のTカードが出るのか。”
“CCCは徳間書店も買収しているから主婦友買収でグループ内の声優専門誌:声優グランプリとボイスアニメージュが競合する事態に…”

と、オタク界隈でも衝撃を受けたユーザーも多い様子。

声優系の主要雑誌は、主婦の友社『声優グランプリ』、徳間書店『ボイスアニメージュ』KADOKAWA『Newtype』、学研『声優アニメディア』が出版されているが、そのうち2雑誌を手中に収めるとあって、アニメ・声優ファンも思わず反応してしまっているようだ。
(山中一生)

■関連リンク
株式会社主婦の友社子会社化に関するお知らせ‐CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
https://www.ccc.co.jp/news/2017/20171215_005326.html
CCC、主婦の友社を買収 アマゾン対抗へ書店づくり急ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24544680S7A211C1TI1000/