イギリスの覆面グラフィティアーティスト、バンクシーの素顔がついに判明したようだ。

イギリス・ブリストル出身の男性であること以外、本名などのプロフィールは一切謎に包まれていたバンクシー。ロンドンやニューヨーク、パレスチナなど世界中の壁に、平和や反権力といったメッセージ性の強い風刺的なグラフィティを描き上げ、有名な美術館に自分の作品を勝手に展示するなど、ゲリラ的なパフォーマンスも話題を呼んだ。初メガホンをとったドキュメンタリー「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」に出演していたものの、マスクを着用するなど、その素顔が明かされることはなかった。

そしてこのほど、石造りの建物の扉にグラフィティを完成させた直後とおぼしき男性の姿を収めた写真が、英デイリー・メール紙に掲載された。写真は、イギリス人の観光客が、パレスチナ自治区のベツレヘムにあるカトリック礼拝堂周辺で偶然撮影したもの。撮影者は後日、このグラフィティがバンクシーの公式ホームページで最新作として発表されたことを発見し、写真の人物がバンクシーであると確信したようだ。

これまでその正体をめぐり様々な憶測が飛び交い、イギリスの人気音楽ユニット「マッシヴ・アタック」の中心人物、ロバート・デル・ナジャ(通称:3D)が有力視されていた。3Dは過去にグラフィティアーティストだったことを認めているものの、「バンクシーは古い友人」と本人であることは否定していた。しかし今回、観光客によって激写された写真の横顔は3Dと酷似。バンクシーがその正体を認めるのか、次の一手に注目が集まる。

正体は噂通り「マッシヴ・アタック」の3D?