地元球団のレンジャーズに移籍、大谷直伝のスプリットに「自信ある」

 日本ハムからレンジャーズに移籍したクリス・マーティン投手が、アーリントンの本拠地で米メディアの取材に応じ、メジャー復帰の喜びを語っている。また、エンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平投手から、フォークの握りを教わっていたという“秘話“も披露。巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手ともに、“出戻り”での活躍に期待がかかる。

 地元紙「スターテレグラム」によると、現地で取材に応じたマーティンは「夢が叶った」と喜んだという。レンジャーズが本拠地を置くテキサス州のアーリントンは、マーティンの生まれ故郷。記事の中で「レンジャーズを見て育ってきた。ノーラン・ライアンに憧れを抱いてた。彼の真似をしたのを覚えている」と往年の名投手の名前も挙げて幼少期を振り返り、「今日来て、そしてスタジアムを見て、シーズンを通じて私が行うであろうことは、本当に素晴らしい経験なのだと思った」と意欲を見せている。

 マーティンはレッドソックスでプロのキャリアをスタートさせ、ロッキーズでメジャーデビュー。2015年には田中将大も在籍するヤンキースに移籍した。ただ、メジャー2シーズンで40試合に登板し、0勝2敗1セーブ1ホールド、防御率6.19と目立った実績を残せず。2016年から日本ハムに移籍し、2年間で2勝2敗22セーブ48ホールド、防御率1.12という好成績をマークし、今オフに退団が発表されていた。

 日本で結果を残し、メジャー復帰を勝ち取った右腕。米メディアによると、レンジャーズとは2年総額400万ドル(約4億5000万円)の契約を結んだという。そして、日本ハムでは、今オフの米球界の話題を独り占めした二刀流右腕から、決め球のコツを教わったという。スプリット=フォークの握りだ

「彼は、こういう風に握ってできるだけ強く投げるんだというようなことを言っていた。キャッチボールで数回試して、非常によく思えた。教えてもらった後、初めての試合で初めて投げて空振りを奪うことができた。その球に対して自信ができた」

 メジャーではスプリットを投げる投手が少なく、日本人投手が移籍する時は必ず武器になる。最速159キロを誇る剛腕にとって、日本で得た大きな財産と言えそうだ。大谷直伝のスプリットでメジャーでも結果を残せるか、大きな注目が集まる。(Full-Count編集部)

レンジャーズとの契約が報じられたクリス・マーティン【写真:石川加奈子】