中国メディア・今日頭条は14日、国際交流員として兵庫県庁で1年間仕事をした中国人女性が語る、日本の「公務員生活」について紹介する記事を掲載した。

 この中国人女性は昨年4月から1年間、兵庫県庁の国際交流課に勤務したという。「日本で1年間公務員をやった。もちろん、日本人ではなく、公務員試験も受けていないので正式な公務員ではない。国際交流員として兵庫県庁の国際交流課に入ったのだ。北京と東京で短期研修を受けた後、緊張とともに1年間の『公務員の旅』が始まった」としている。

 初めて職場に行って驚いたのはオフィスの狭さのようだ。「全員が揃うことはまずないが、もしみんな揃えば資料の多さもあって窒息しそうになるだろう」と伝えた。また、プライベートで様々な資料を記入する際に勤務先を「兵庫県庁」と書くと、周囲の人が驚きの目を向けて「県庁ですか、すごいですね」と言われたことを紹介。「彼らの認識では、県庁で働いているのはみんな公務員ということになるらしい。しかし、すごいのは本当の公務員であって、自分のような臨時雇いの交流員とは全く関係ないのだが・・・」とし、日本に社会おける公務員のステータスの高さを困惑混じりに説明した。

 記事はさらに「働き始めてから何日かして、職場の同僚どうしがあまり顔見知りでない事に気づいた。聞いてみると、半分くらいは自分の同じタイミングで国際交流課にやって来たという。中国の公務員のほとんどは1つのオフィスで定年退職まで過ごすが、日本は違う。公務員は2、3年ごとに違う部署に異動するのだ」と伝えている。

 そして、日本の公務員社会における公費や経費の観念についても言及。中国のように公費を派手に使うようなことは基本的にありえず「みんな注意深く自らの職責を全うする。納税者の前では奉仕の精神を保ちつつ、日々平坦で無味乾燥な仕事を繰り返すのである」としたほか、出張などでも交通費や食事代、手当てが出ないケースがあると紹介。「日本の職場文化に深くはまり込んだ日本人はひたすら黙々と忍耐を続ける。せいぜい愚痴をこぼすくらいだ。なぜなら、彼らは『これが仕事だ』と思っているからだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国人女性が、日本で1年間「公務員」として働いて感じたこと=中国メディア