岡山県のあるカップルに起きた奇跡の実話を実写化した「8年越しの花嫁 奇跡の実話」が12月16日、全国320スクリーンで封切り。東京・丸の内ピカデリーで行われた初日舞台挨拶にダブル主演を務めた佐藤健と土屋太鳳、共演の薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、メガホンをとった瀬々敬久監督が出席した。

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12月9日に岡山県で先行公開された本作は、中原尚志さん・麻衣さん夫妻の体験を基にした物語。結婚式を3カ月後に控えた2006年末、麻衣(土屋)は発症率が300万人に1人という「抗NMDA受容体脳炎」と診断されてしまう。昏睡状態が続くなか、尚志(佐藤)は諦めずに回復を祈り続ける。

クリスマスが間近ということで「理想的なクリスマスデートは?」という質問が投げかけられた。「イルミネーションが大好き」と明かした土屋は、人混みを避けて「家をイルミネーションでモリモリに飾りつけたいですね」と手作り感を重視したいと回答。一方、薬師丸と中村は記念日のイベントは苦手なようで「煮物などの茶色いご飯を食べたり、無縁でいたいですね(笑)。あえて言うならば、毎年とびっきり美味しいクリスマスケーキを食べます」(薬師丸)、「普段はビールや焼酎ばかりなので、クリスマスだけは良いお酒を飲んでもいいかも。改めておしゃれをして会うのが恥ずかしいので、普通に居酒屋デートでもいいですね」(中村)と語っていた。

全国公開を祝して用意された特大のクリスマスケーキを土屋から食べさせてもらった佐藤は、締めの挨拶でサプライズを敢行。「大変お世話になったので、感謝の気持ちを込めて書かせてもらいました」と前置きして取り出したのは、土屋への手紙だった。「太鳳へ。今でもよく覚えています。『るろうに剣心』で共演した時に、僕から刀を盗んで、ウシシと笑い、陸上選手ばりのダッシュで走り去っていくあなたの背中を見ながら『ヤバい子が現れたな』と思ったことを(笑)」と言葉を紡ぎ、女優・土屋太鳳に注目せざるをえなかったことを告白した。

「そんなあなたと夫婦役として、こんな素敵な作品でともに人生を歩めたことを嬉しく思います」「現場で向けてくれたエネルギーが、僕のガソリンであり、最早役作りの全てでした。あなたは『健さんの尚志さん、素敵です』と仰ってくれました。僕の尚志さんが素敵なのだとしたら、それは麻衣が太鳳だったからです。全力でぶつかってきてくれて、こんな僕を信じてくれて、ありがとう。"命"というものに、本当の意味で向き合える唯一無二の女優さん。この作品の撮影を終えた今、僕があなたに抱く印象です」と落ち着いたトーンで語り終えると、場内は拍手喝さい。涙をグッとこらえていた土屋は「こんな素晴らしい役者さんと同じ時代に生きられて、本当に『間に合ってよかった!』って思います」と胸中を吐露すると、手紙を家宝にすると宣言。その発言を受けて佐藤は「家族ぐるみで!?」と噴出していた。

舞台挨拶に立った佐藤健、土屋太鳳ら