ジャニーズ事務所がSMAPファンらの個人ブログに削除要請を出していることを19日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じた。正当な権利の行使か、それとも弱いファンいじめなのか。あくまで個人が楽しみでやってるブログにまで規制を入れるジャニーズの姿勢に、新旧ファンの間で波紋が広がっている。

「8月下旬、あるSMAPファンが運営するブログに、ジャニーズの関連会社からブログの事務局を通して、118件もの記事の『削除要請』が通知されました。さらに今月に入ってからも、複数の個人ブログの運営者に削除要請が入っています。ジャニーズ側が挙げた理由は『著作権の侵害』。ジャニーズは7〜8年前から『取り締まり』を行っていますが、個人のブログを対象にした例はないとも言われ、しかも解散した『SMAPファン』を狙い撃ちにするかのように通知が入ったので、ファンの間で『言論弾圧だ』と反発の声が多く上がっています」(週刊誌記者)

 同ブログには、多くのテレビの画面のキャプチャーやラジオ番組の文字起こしが掲載されていたという。たしかに、これは著作権法違反である。だが、厳密にいえば、その著作権を有するのは番組を制作したテレビ局であり、ラジオ局である。もしもブログの事務局にクレームを入れたのがジャニーズ事務所であるとすれば、その要請に応じる必要があるかどうか、議論が分かれるところだ。さらに、SMAPの画像を使う商用サイトは数多くあるのに、よりによって熱心なファンサイトから先に見せしめしていく姿勢はいかがなものか。

「ファンからすれば、そもそもジャニーズがSMAPを解散させておいて、そのうえ写真掲載の規制をかけるという生殺し状態。ファンたちは、5人の在りし日を懐かしむために憩いの場を作っていたというのが言い分です。そこに規制をかけるならば、ジャニーズ側がファンのために画像や映像のアーカイブを用意してほしいとの声が上がっています」(前出記者)

■ネット禁止はワンマン体制の弊害か?

 いまだに『ネット禁止』のジャニーズは、益々古い体質を浮き彫りにすることになり、ファンらの不満は爆発寸前のようだ。SNS上にも「考え方が古すぎるだろ、ファンの反発を買うだけ」「画像掲載を禁止してるせいで、結局、若手の子の顔と名前が世間に認識してもらえない状況を作ってるよね」「こりゃ、旧ファンは全部カレンに流れるわ」「中居(正広/45)くんファンだけど、ぶっちゃけ稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)の3人のファンが羨ましいよ」と散々な言われようであった。

「肖像権にきびしくなった発端は、キムタク(木村拓哉・45)の偽サインつき写真がライブ会場で出回った事件です。これにメリー喜多川副社長が激怒して『ウチのタレントを使って勝手に商売するのは許せない』と監視体制をスタートさせたと言われています」(スポーツ紙記者)

 法的にみればジャニーズ側に理があるが、道義的にはファンに冷たい仕打ちと言わざるを得ない。「もっともファンを大切にしてきたグループ=SMAP」は今どこに……。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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