いよいよ現地時間7月27日に開幕となるロンドン五輪。五輪と言えば毎回、メインのスポーツだけでなく会場やら設備の問題などで論争が巻き起こるが、今回のロンドン五輪では公式マスコットの「ウェンロック」と「マンデビル」が集中砲火を受けているとか。

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  申し訳ないが、賛否両論、議論が巻き起こるのもうなずけるこの容姿。銀色のボディにオレンジのストライプが入ったウェンロックと、銀色と青色のボディのマンデビルだという。顔にはカメラのレンズに見立てた大きな目が1つ、額にはロンドンの名物タクシー“ブラックキャブ”をイメージしたライトが付いている。五輪スタジアム建設に使われた鉄骨のしずくから、定年退職した作業員が孫のために作ったという設定だとか。

  彼らからもわかるように、イギリスのキャラクターは斬新な発想とアイデアがたくさん詰め込まれている。この機会に、イギリスで誕生したキャラクターたちを振り返ってみよう。

  ウェンロックとマンデビルのように賛否両論を巻き起こしたのが、1997年から放送された幼児向け番組のキャラ「テレタビーズ」だ。BBCから誕生した彼らはそれぞれ背の高さや肌の色が異なっており、ダイレクトに人種の差を表している。それが一部の批評家たちから叩かれた理由だが、赤ちゃん言葉を使い、駆けまわるテレタビーズの姿はとても愛らしく、日本でもティーンを中心に人気となった。

  イギリスを代表するキャラクターといえば「くまのパディントン」。まるで人間のように言葉を喋り、帽子をおしゃれにかぶったくまパディントンは、イギリスのおみやげ屋には必ずと言っていいほどグッズが陳列されており、大人気。物語の中で、彼が人間に発見されたパディントン駅には、スーツケースに腰かけたパディントンの銅像も設置されている。

  そのほか、日本でも世代をまたいで人気を集める「きかんしゃトーマス」や、いまやディズニーのキャラクターとしてすっかり定着した「くまのプーさん」もイギリスで誕生したキャラクターたちだ。

  こうして振り返ってみると、イギリスのキャラクターは“擬人化”されたものが多いことがわかる。しかし、どうしても“かわいい”というより“なんかリアル”という印象が強い。そんなところもイギリス出身キャラクターたちの大きな魅力なのかもしれない。ロンドン五輪ではそんな背景も踏まえつつ、ウェンロックとマンデビルにも注目していただきたい。

ロンドン五輪公式マスコットのウェンロック(左)とマンデビル(右) (C)AFLO