大谷がエンゼルス移籍、増井、大野はFAでチームを去った日本ハム

 大逆転の末にパ・リーグを制した2016年から一転、2017年は下位に沈んだ日本ハム。60勝83敗の借金23に終わり、5位でシーズンを終えることになった。苦難のシーズンにあって“日本ハムらしい”選手の移り変わりがあった。

 シーズン中に、まずエドウィン・エスコバー投手をDeNAにトレード。今季新加入の外国人を放出する異例のトレードとなった。さらにはヤクルト杉浦稔大投手と屋宜照悟投手をトレードし、セットアッパーの谷元圭介投手まで金銭トレードで中日に放出。ルイス・メンドーサ投手を8月末にウエーバー公示し、阪神が獲得した。

 オフに入るとFA権を行使して増井浩俊投手がオリックスへ、大野奨太捕手が中日へと移籍した。そして、大谷翔平投手がポスティングシステム(入札制度)を利用して米MLBのエンゼルスへ移籍することが決定。2017年は大きな世代交代、変革の1年になった。

 大谷が海を渡り、増井、大野がチームを去り、まさにチームが一新されて迎える今季。ドラフト1位では、早実の清宮幸太郎内野手が加入する。新年を迎えた2018年、清宮ら1年目のルーキーを除き、日本ハムの期待の若手をピックアップしてみたい。

昨年ドラフト1位の堀は稲葉ジャパンのメンバーにも選出

○堀瑞輝投手
 2016年のドラフト1位で広島新庄高から日本ハムに入団した左腕。ルーキーイヤーの昨季、イースタンリーグで11試合に投げて3勝1敗、防御率1.98の好成績をマーク。8月9日の楽天戦で1軍デビューを果たすと、9月29日の楽天戦ではプロ初先発。オフに行われた「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ」の侍ジャパンでは高卒新人で唯一選出された。投げっぷりの良さが際立つイキのいい投手で、2018年は1軍の一角に食い込んできてほしい投手だ。

○横尾俊建内野手
 日大三高、慶應大を経て2015年のドラフト6位で入団し、今季が3年目となる大砲候補。1年目の2016年に1軍デビューを果たすと、昨季は主に終盤戦でスタメン起用され、50試合に出場して7本の本塁打を放った。打率.239とバッティングに粗さはあるものの、そのパンチ力は大きな武器。長距離砲でありながらも、二塁を守れるというのも魅力だ。ファンの間では「おにぎりくん」の愛称で認知されてきている。昨季後半の活躍を見ると、今季の飛躍に期待したくなる1人である。

○森山恵佑外野手
 こちらも横尾と並び注目のスラッガー候補。星稜高、専修大と渡り歩き、2016年のドラフト4位で日本ハムに加わったばかりで、2018年が2年目となる。ルーキーイヤーの4月11日、ソフトバンク戦で1軍デビューを飾り、翌日には初先発も果たしたが、ノーヒット。1軍では5試合出場、11打数無安打に終わったものの、イースタンリーグでは364打数85安打18本塁打57打点でイースタンリーグの本塁打王に輝いた。こちらもファーム打率.235と荒削りながら、パンチ力は魅力。大谷が抜ける打線で新たな長距離砲となる可能性を秘めている。(Full-Count編集部)

来季の飛躍が期待される日本ハム・堀瑞輝【写真:荒川祐史】