最近は若い人を中心に本を読まなくなったとよく言われます。しかし、本屋さんに立ち寄ると、本を購入している若者の姿は多いですし、コーヒーを飲みながら本が読める併設カフェも人気がありますよね。また、スマホで電子書籍を読むこともできますが、やっぱり紙の本がいいという意見もよく聞かれます。そこで今回は、大学生のみなさんに最近、漫画や教科書以外の本を買って読んだことがあるか、また買った冊数や本のジャンルなどについて聞いてみました。

この一年間に、本(漫画・教科書除く)を自分で買って読みましたか?

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はい 648人(64.5%)
いいえ 357人(35.5%)

6割以上の大学生が、漫画や教科書以外の本を自分で買って読んでいることがわかりました。若者の本離れが叫ばれていますが、本を買って読むことは、意外と習慣として根付いているようです。最初から特定の本を目的として本屋に足を運び購入している人もいれば、偶然本屋で見つけて興味が出たので買って読んでみるという人もいました。

本は買う前に決めている? 決め手となるのは?

本を買うときは、目的のものを決めてから本屋に足を運んでいるのでしょうか?「賞を取った本だったから(男性/18歳/大学1年生)」というように、最初から購入しようという意思を持って読んでいる人が多かったです。ネットでのおすすめや友人のすすめも、本を買うきっかけとなっているようでした。
しかし、本屋に立ち寄り「パッと見ておもしろそうだったから(男性/20歳/大学2年生)」「本屋に行った時表紙をみただけで気になった(男性/21歳/大学3年生)」というように、偶然の出会いをきっかけに購入したという人も見られました。

また、知識を得るために本を買って読んでいる人も多かったです。ガイドブックなどのほか、幅広いジャンルで「教養を身につけるため(男性/21歳/大学3年生)」という目的でも活用されていました。

続いて、本を買った人に、何冊くらいの本を買ったか、またどんなジャンルの本を読んだのかについても聞いてみました。

この一年間に、およそ何冊の本を買って読みましたか?

1位 1~5冊 367人(56.6%)
2位 6~10冊 127人(19.6%)
3位 11~20冊 85人(13.1%)
4位 21~30冊 27人(4.2%)
5位 51冊以上 17人(2.6%)
5位 31~40冊 17人(2.6%)

半数以上の人が、1~5冊という回答となり、本はたまに購入する程度という人が多数派であることがわかりました。一方で、年間11冊以上、平均すると月1冊ほどは読んでいるという人も2割を超えています。5位には51冊以上という人もランクインしており、読書の習慣があるかないかがはっきりわかれていることが明らかとなっています。

どのようなジャンルの本を読んだのか教えてください。

1位 現代小説 191人(29.5%)
2位 推理小説 113人(17.4%)
3位 ノンフィクション・エッセイ・評論 84人(13.0%)
4位 ファンタジー 83人(12.8%)
5位 生き方・自己啓発 78人(12.0%)
6位 ファッション 75人(11.6%)
7位 映画原作・ノベライズ 72人(11.1%)
8位 語学 65人(10.0%)
8位 SF・ホラー 65人(10.0%)
10位 ビジネス 55人(8.5%)

1位は現代小説で約3割、2位は推理小説が約2割と、小説を読んだ人の割合が多かったです。小説は文学賞で話題となることが多く、読むひとつのきっかけになっているのかもしれません。以降のランキングも、文学作品に分類されるものが上位に多くみられました。実用書とされるジャンルの本は、5位以降のランクインにとどまっています。

よく読まれるのはドラマや映画など話題になった本

よく読むジャンルには小説が上位となりましたが、「芥川賞を取って話題になっていたので(女性/24歳/大学院生)」「映画化も決定された段階で話題になっていたから(女性/19歳/大学2年生)」など話題性が高い本が多いのがその理由のようです。また、「好きな作家だから(女性/20歳/短大・専門学校生)」と、新作をチェックして読んでいる人もいました。お気に入りの作家がいるという人は、普段から読書の習慣があるのかもしれません。

その一方で、娯楽目的ではなく、「レポートや就活などで自分の知識を蓄えるため(女性/21歳/大学4年生)」と、勉強のための本を購入したという人も多かったです。幅広い知識や情報を手に入れるためにも、本が活用されるシーンが多いことがわかりました。

今回のまとめ:大学生の6割が年間1冊は読書する

ポイント1 この一年間に、本を買って読んだ大学生は6割以上
ポイント2 買った本の数は1~5冊が半数以上
ポイント3 本のジャンルは小説が人気

本を買う目的は、その作品の世界を楽しみたかったり、情報を得るためだったりとさまざまです。大学生は、本を買って読むことはあっても、文学賞の受章や話題になった本があったときで、冊数としては平均月1冊に満たない人が多かったです。

しかし、中には、偶然おもしろそうな本に出会ったので買って読んだという人もいました。知らない本と思わぬ出会いがあるところが、本屋に行って本を買うことの醍醐味でもあります。特に読みたいという本がなくても、ふらっと本屋に立ち寄ってみると、新たな世界と出会えるかもしれませんよ。

文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2017年12月
調査人数:大学生男女1,005人