根強い反日感情が存在する中国。日系車はしばしば排斥の対象となってきたが、ホンダの2017年の中国における販売台数は前年比15.5%増となるなど、販売そのものは非常に好調だ。ドイツ車や米国車の伸びが一桁にとどまるなか、日系車全体の伸びは二桁を超えている。

 世界最大の自動車市場である以上、競争も激しいはずの中国市場において、なぜ日系車は一人勝ちとも言えるほどの成績を残すことができるのだろうか。中国メディアの今日頭条は8日、20年にわたってタクシーの運転手として生計を立ててきたという中国人の見解として「中国人が日系車を好むようになった理由」を伝えている。

 記事は、中国のネット以上では「日系車は安全性に劣る」、「日系車は操作性が悪い」という噂がまことしやかに囁かれていると指摘する一方、こうした噂に惑わされることなく、多くの中国人消費者が日系車を選択しているのにはれっきとした理由があることを強調した。

 続けて、中国で20年以上にわたってタクシーの運転手をしているという中国人の見解を紹介。この運転手は中国の様々な都市でタクシーを稼業としてきたというが、どこで商売するにしても、必ず「商売道具」は日系車を選んできたのだという。なぜなら日系車は「燃費が良く、壊れにくい」ため、もっとも稼いでくれる車だからだと伝えた。

 日系車ならば月に1万キロ走っても壊れず、しかも燃費が良いため、「財布から出て行くお金が少なくて済む」とし、つまりタクシー運転手として稼いだお金が「それだけ多く手元に残る」のだと指摘。事実、中国では日系車のタクシーが増加しており、特に重慶市などは「タクシーといえばスズキが定番」であるとし、「燃費が良く、壊れない」という評判がタクシー運転手のみならず、一般消費者にまで広く知られるようになったことで、日系車は年々販売台数を伸ばしているのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
日系車はそりゃ売れるさ! ベテラン運転手が語る「中国人が日系車を選ぶ理由」=中国