将棋界で初の国民栄誉賞受賞が決定した羽生善治氏(47)。

 2017年12月の竜王戦を制し、史上初めて「永世七冠」の称号を手にした羽生氏は、長年、羽生氏への取材を続けてきた報知新聞の北野新太記者のインタビューに応え、80分にわたって本音を明かした。

 今回の竜王戦第二局で「雁木」を選んだことに関する考察などもじっくりと語る一方で、自身のキャリアも振り返った羽生氏。20代から30代、40代へと年齢を重ねる中で、「人生は有限である」と意識するようになり、「限られた時間の中で何をするのか、何をするべきなのか」を深く考えるようになったという。

 また「突き詰めないようなアプローチでいかないと突き詰められない」「ある種のいいかげんさやアバウトさがないと前に進んでいけません」などと、将棋の本質を考え抜かんとする深遠な思索の過程も、率直に明かしている。

 さらに、AI(人工知能)が将棋界に与える影響や、2017年に引退した加藤一二三氏への敬意の念、32歳差の新鋭・藤井聡太四段への想いなども存分に語った読み応えのあるロングインタビューは、1月10日発売の『文藝春秋』2月号に11ページにわたって掲載されている。

(「文藝春秋」編集部)

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