2018年1月9日(現地時間)、スウェーデンのサーブは2017年の第4四半期にドイツ陸軍から戦車など装甲戦闘車両(AFV)用射撃シミュレータの更新分を受注したと発表しました。予算総額は1億700万スウェーデンクローナ(約14億6000万円)。更新プログラムは2018年に実施される予定です。

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 今回ドイツ陸軍が、戦車など装甲戦闘車両の射撃シミュレータとして採用したのは、サーブ製のBT-46レーザー・シミュレータ。砲身にレーザー照射器具を装着し、実際の砲弾を撃つ代わりにレーザーをターゲットに照射し、命中判定を行います。広い射撃演習場を必要とせず、高い実弾射撃訓練のコストを低減することができるため、より訓練の頻度を高めて練度向上が図れます。ドイツ陸軍はBT-46システムを1985年から採用しており、そのまま最新版にアップグレードしたことになります。

 最新版のBT-46は、新しいレーザーの信号コードSISOに対応しており、このコードは他のヨーロッパ諸国でも採用が進んでいます。多国間訓練を行う上でも、レーザーの信号コードを揃える必要があるという訳です。

 ドイツ陸軍ではこのBT-46レーザー・シミュレータを主力戦車のレオパルト2だけでなく、マルダー歩兵戦闘車、ウィーゼル空挺戦闘車、フェネック偵察車にも使用しています。BT-46は汎用性が高く、20カ国以上の7000種類ものシミュレータに採用されているベストセラーと言えます。おそらく他国も更新プログラムを進めることでしょう。

PHOTO:SAAB

(咲村珠樹)

ドイツ陸軍の戦車シミュレータ、サーブ製で更新