労働力人口の減少、ひいては生産力の低下が危惧されている現代の日本。この危機を脱するために、働く人の視点に立って労働制度を根本的に変革させる「働き方改革」が求められている。

これからの日本経済を担う若い働き手たちは、自分の会社の「働き方改革」の実態をどう感じているのか。また、どんなことを会社に求めているのか――。

通信回線やスマートフォンなどの通信インフラサービスを取り扱う「ALL CONNECT」は上司がいる20代会社員400人を対象にアンケートを実施。その調査結果から、「働き方改革」の問題点が浮き彫りになった。

社員同士のコミュニケーションが重要

20代会社員400人に会社で導入している働き方改革の取り組みを聞いたところ、最も多い回答が「育児休暇」(60.8%)、次いで「長時間労働の削減」(42.5%)となった。将来に向けての労働力確保が大きな課題となっている中で、働き方改革の一つとして「育児休暇」・「長時間労働の削減」に重きを置いている企業が多いことがわかる。

働く環境で、ポイントとなるのはやはりコミュニケーションだろう。「社内の風通しの良さ」は重要であるかを尋ねると、約9割の若者が、「重要である」「やや重要である」と答えている。

では、具体的に「風通しが良い」とはどんな環境なのか。アンケートによると、全体で最も多い回答は「上司に自分の意見を言える」(53.8%)という結果に。性別でみると、男性は全体と同様に「上司に自分の意見を言える」(52.8%)が多く、女性は「自分の考えを聞いてもらえる」(56.7%)が最も多かった。

また、性別で最も差が出た回答は「チームや課に関係なくわからないことを聞ける」で男性が21.3%に対し、女性が36.5%と15.2pt差。男性より女性の方が自分の考えを周りの人に聞いてほしいという思いが強いようだ。

ただ、男女ともにコミュニケーションが重要視される中、こんな悲痛な声も上がっている。

アンケートで今までに上司から言われてショックだった言葉を聞いたところ、全体で最も多い回答が「言っている意味わかる?」(22.8%)。次いで「前にも言ったよね?」(20.0%)、「ちゃんと考えた?」(18.0%)。

こうした上司の発言がショックで言いたいことが言えない......。そんな悪循環にならないよう注意したい。<J-CASTトレンド>

会社で上司に意見を言える?