「きつねの子」シリーズなどで知られる児童文学作家の森山京(もりやま・みやこ)さんが1月7日、脳出血のため横浜市内の自宅で死去しました。88歳。講談社が発表しました。同社によると、告別式は1月13日。喪主は長男・森山索さん。

 森山さんは1929(昭和4)年7月10日、東京都生まれ。兵庫県立福崎高等女学校(現・兵庫県立福崎高等学校)卒業。神戸女学院大中退。小学校時代のほとんどを旧満州藩陽で過ごし、大阪阪急百貨店宣伝部を経てフリーのコピーライターとして独立後、日本デザインセンターで活躍。化粧品のCMコピー「25歳はお肌の曲がり角」が有名です。

 1968年「こりすが五ひき」で講談社児童文学新人賞佳作入選。その後出産を経て8年後に執筆再開し、1983年刊行の「ねこのしゃしんかん」(講談社)でボローニャ国際児童図書展エルバ賞特別賞を受賞しました。その後、1989年「きつねの子」シリーズ(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、1990年「あしたもよかった」(小峰書店)で小学館文学賞、1996年「まねやのオイラ旅ねこ道中」(講談社)で野間児童文芸賞、1999年「パンやのくまちゃん」(あかね書房)でひろすけ童話賞、2009年「ハナと寺子屋のなかまたち 三八塾ものがたり」(理論社)で赤い鳥文学賞を受賞、2014年には日本児童文芸家協会より児童文化功労者の表彰を受けました。

 ほかに「おとうとねずみチロのはなし」「一さつのおくりもの」「りんごの花がさいていた」(以上講談社)、「もりやまみやこ童話選」(全5巻・ポプラ社)など作品多数。最新作は2017年7月刊行の「リンちゃんとネネコさん」(講談社)。

(オトナンサー編集部)

森山京さん(撮影/水野聖二)