香川県は11日午前、さぬき市の養鶏場で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザ発生が疑われる事例が見つかった問題で、再検査を始めた。10日朝に死んでいたニワトリは簡易検査で陽性となったが、遺伝子を調べる詳細な検査では感染を判断できなかった。このため、10日夜までに新たに死んだ別のニワトリを使うなどして再検査を行う。

 簡易検査、遺伝子検査の結果は11日夜以降に判明する見通し。感染が確認されれば、国内では今冬初めてとなり、政府は関係閣僚会議を開き、対策を協議する。

 10日朝に55羽が死んでいるのが見つかり、簡易検査では11羽のうち3羽が陽性反応だった。しかし、県によると、同日実施した遺伝子検査では「高病原性かどうか正確な判断がつきかねる」という結果になった。

 感染が確認されれば、県は飼育されている約5万1000羽全てを殺処分。養鶏場の周辺をニワトリや卵の移動を制限する区域に指定し、主要道路で通行車両の消毒も行う。

 農林水産省によると、国内では、鶏肉や卵を食べたことが原因で、鳥インフルエンザに人が感染した例は報告されていない。