日本カヌー連盟の成田昌憲会長が11日午前、スポーツ庁を訪れ、鈴木康大選手(32)が小松正治選手(25)の飲み物に禁止薬物を混入するなど妨害行為を働いていた問題について報告し、「こんな大騒ぎなことをしでかし、誠に申し訳ない」と謝罪した。海外出張中の鈴木大地長官に代わり対応した今里譲次長は「スポーツに関心が向いている時期に、スポーツの価値を損ねる出来事が起きたことは非常に遺憾」と述べた。

 日本連盟は五輪代表争いなど厳しい重圧にさらされる選手に向けたカウンセリング、主要大会では監視カメラ付きのドリンク保管所を設けるなどの再発防止策を提示した。現在、石川県で実施されている日本代表合宿にもカウンセラーを派遣するという。日本協会の古谷利彦専務理事は会見で「選手が責任を持って自立できるよう教育する。悩みを打ち明けられるような雰囲気づくりもしたい」と説明した。