冬になると食べたくなる、温かいビーフシチュー。赤ワインをベースに、煮込んだ肉や野菜がゴロゴロと入っており、見た目のボリュームも特徴。そのスペシャル感が、イベントの多いこの時季にぴったりだ。通常の作り方では、煮込んだり寝かせたりと手間がかかり、仕込みに1週間近くかかることもある。そのため、洋食店では少し高価なイメージも…。だが、今では調理方法で工夫する店も増え、気軽に味わえるようになった。王道タイプのものから、肩肘を貼らない手軽なものまで、熱々の一品を冬の季節に食べ比べてみるのがおすすめだ。今回は厳選3品を紹介!

創業当時からつぎ足しのソースほか3種を合わせ、ソースの濃さを調整

■ 手間をかけた本格ビーフシチューが魅力の「レストラン テンドーレ」

シチューとステーキメインの創作フレンチ「レストラン テンドーレ」。何人も弟子を育てたシェフは、この道45年の大ベテランだ。ステーキに生ワサビを添えるなど、洋食は和のもてなしが際立つ。自ら市場で仕入れる魚介や、A5ランクの牛肉ほか、素材へのこだわりも。不定期でピアノの生演奏が行われ、ハレの日に最適だ。

「ビーフシチュー A5等級肩ロース肉使用」(3,240円、ディナー)のしっかり形が残る肉は、フォークでつかめないほど柔らか。でき上がるまでに約1週間かけ、創業以来のつぎ足しソースを加え、コク深い味わいに。ハーフサイズは1,720円(サラダ・パンセット560円ほか)。

■ 50年来の伝説の味を引き継ぐ「UL+Ra」

ビーフシチューとタンシチューの専門店「UL+Ra(ウルトラ)」。以前、湘南にあった店で、半世紀前から伝わるレシピを現オーナーが引き継いだ。味は当時のまま11年に復刻し、ランチでは、「タンシチューライス」(980円)など手ごろに味わえる。夜は、溶岩で焼いた「黒毛和牛ステーキ」(4,800円)や一品メニュー(480円~)がそろう。

「ビーフシチュー」(1,980円)は、なめらかなソースにイタリアの料理酒マルサラの風味が際立つ。肉の旨味を残す黒毛和牛のスネ肉は200g。生の国産マッシュルームと共に味わおう。

■ 洋食を中華風にアレンジ!「china bistro 八寸」

上海料理の老舗「状元樓(ジョウゲンロウ)」の系列店で、2017年7月にオープンした「china bistro 八寸(はっすん)」。店名は、割烹料理の前菜小鉢「八寸」から名付けた。上品ながら気軽に入れるカジュアルさで、一人客も訪れやすい。国内外から食材を集め、和洋を取り入れたモダンチャイニーズは、「グラスワイン」(648円~)など酒が進む味わいだ。

「ビーフシチューの黒酢仕立て」(1,382円、ハーフサイズ)は、赤ワインをフランべ、丸1日煮詰めて、ソースのツヤと旨味を凝縮。脂ノリがいい国産牛肉の肩バラを使用。3年寝かせた中国の黒酢が味の決め手だ。(横浜ウォーカー・横浜ウォーカー編集部)

「レストラン テンドーレ」の「ビーフシチュー A5等級肩ロース肉使用」(3,240円、ディナー)