2015年からスタートした、映画『フィフティ・シェイズ』シリーズ3部作の最終章『フィフティ・シェイズ・フリード』が、2018年2月9日に全開される。映画開に先立って、サウンドトラックに収録される予定の公式シングルフォー・ユー」が1月5日リリースされた。

 この曲は、ワンダイレクションのリアム・ペインと、イギリスポップシンガーリタ・オラによるデュエット曲で、昨年末に両者が2ショット写真インスタグラム投稿したことが話題になり、“#FiftyShadesFreed”というハッシュタグから、「2人が映画題歌を歌うの?」、「待ちきれない!」などのコメントが殺到した。リアムのインスタには、スタッフたちと楽しくレコーディングする様子も投稿されている。リアムは、ゼインに続くワンダイレクションから2人の起用で、リタ主人公クリスチャングレイミア役として映画に登場したことがある。

 2015年開の第1部『フィフティ・シェイズ・オブグレイ』からは、ザ・ウィークエンドの「アーンド・イット」(全3位/全英4位)とエリーゴールディングの「ラヴ・ミー・ライク・ユー・ドゥ」(全3位/全英1位)が2曲連続でTOP3入りし、2017年開の第2部『フィフティ・シェイズ・ダーカー』からは、テイラー・スウィフトとゼインマリクによるデュエット曲アイドント・ワナ・リヴ・フォーエヴァー」が、全最高2位マークする大ヒットとなった。

 過去2作からのシングルは官的なミッド・チューンだったが、新作からのリアム&リタによる「フォー・ユー(フィフティ・シェイズ・フリード)」は、ダンサブルなエレクトロ・ポップで、これまでの『フィフティ・シェイズ』シリーズイメージとは若干異なる。歌詞も、「あなたをずっと待ち続けていた」~「はもう君のもの」と掛け合うラブソングで、セクシャルフレーズは多少あるものの、過なことは歌っていない。ちょっと退屈だな……という印も否めないが、おそらくシリーズ最終章の内容をイメージして制作されたものなのだろう。アメリカではどうか分からないが、ヨーロッパ日本(アジア)では、ウケが良さそうなナンバーだ。

 曲を手掛けたのは、テイラー・スウィフトの新作『レピュテーション』にも参加しているアリ・パヤミと、ロリダ出身の女性シンガーソングライターアリ・タンポジ(セレーナ・ゴメスリトルミックスなど)、そしてカミラ・カベロの新曲「ハバナfeat.ヤング・サグ」を大ヒットに導いたアンドリュー・ワットの3人。いずれも、こういったダンスナンバーをお得意とする面々だ。

 前述にもあるように、これまでのシリーズから発売されたシングル曲がいずれも大ヒットしているだけに、本作から先行リリースされた「フォー・ユー」のチャート・アクションにも注が集まる。全チャートでは、リアム・ペインデビュー曲「ストリップ・ザット・ダウンfeat.クエヴォ」が10位(ワンダイレクションを除く)、リタ・オラは、イギー・アゼリアのフィーチャリング・ゲストとして参加した「ブラック・ウィドウ」の3位が最高位となる。シリーズからのシングル、そしれ彼ら初の全No.1獲得となれば、映画の最終章も有終の美を飾れるだろう。


Text: 本家 一成

リリース情報
フォー・ユー(フィフティ・シェイズ・フリード)」
リアム・ペインリタ・オラ
2018/1/5 RELEASE
デジタル配信

これまでのイメージを覆すダンサブルなエレクトロ・ポップ曲 / 「フォー・ユー(フィフティ・シェイズ・フリード)」リアム・ペイン&リタ・オラ(Song Review)