まともな就職経験なし。おまけに数字オンチのシングルマザーが、株式投資を始めて7年間、年間損益負けなし。著書「月収15万円からの株入門 数字オンチのわたしが5年で資産を10倍にした方法」も好評な藤川里絵が、日々四季報を眺めながら感じたことをつづる投資連載

◆想い出のお酒「鍛高譚」みんな鍛高譚好きなんですねー

 年明け第一弾としてふさわしいテーマはないかと、おとそ気分も抜けないままに四季報をペラペラめくっておりますと、見つけました! オエノンホールディングス。会社名だけでお分かりになります? わたしは分からなかったのですが、記事欄を読んで甘酸っぱい気分が広がりました。

 焼酎「鍛高譚」も販促効き反発。

 鍛高譚!!(たんたかたんと読みます。念のため)

 なんと懐かしい。わたしが大学生になり初めて東京の居酒屋で飲んだお酒の名前。当時、高校時代から付き合っていた彼に勧められて飲んだ想い出のお酒です。リズムのよいネーミングとシソの味が気に入り、しばらく居酒屋ではいつも鍛高譚を頼んでいました。まさか四季報で再会するとは。別れた彼とは再会したくないですが、鍛高譚は久しぶりに飲んでみたいなー。

 さらに四季報の記事欄には「鍛高譚はラベルなど刷新、SNS活用で若者中心に訴求」とあります。さっそくTwitterで検索をかけてみると、出るわ出るわ、みんな鍛高譚好きなんですねー。

「久しぶりに飲む鍛高譚めっちゃ美味しい」(分かる分かる)

「鍛高譚をサイダーで割ってまぁーうまいよね。」(まちがいない)

「鍛高譚梅酒。色がとてもキレイ!」(そうそう、独特のルビー色ですよね)

「鍛高譚っていう沖縄のシソ焼酎、わたしが使っているイヴ・サンローランのリップグロスと同じ匂いがする!」(いろいろツッコミたいぞ。まず沖縄じゃなくて北海道な。)

「鍛高譚 鍛高譚 鍛高譚 鍛高譚 トン」(おまじない?)

「君の好きな鍛高譚を1人で飲んでる」(そんな夜もあるね。泣いていいんだぞ。)

 といった感じで、鍛高譚エピソードは尽きません。

 SNS活動に力を入れているということならば、ホームページ(www.oenon.jp)も充実しているのでは?と思い飛んでみますと、期待以上に充実してます。

 目に飛び込んでくるのは、発売25周年を記念した「鍛高譚」の新WEB CM たんたかダンス!
 社長の着ぐるみは、まさかのしその葉??

 架空の町「下町オエノン」の住人たちがお酒に関する豆知識を紹介してくれるコンテンツ、下町オエノン物語も読み応えあり。

 インスタ映えするお酒の写真の撮り方や、お酌のマナー、余ったお酒の利用法など、ついつい「へぇ~」と声が出ちゃう情報が満載です。余ったお酒を冷ご飯にかけてチンするとほっかほかごはんになるなんて知ってました??

 それから焼酎の会社とは思えない女子力高いコンテンツ「洋酒で広がるお菓子のレシピ」もオススメ。

 季節ごとにレシピが分類され、本格的なお菓子作りが楽しめます。バレンタインデーに向けて洋酒入りの大人なお菓子でライバルに差をつけちゃおう!(女性雑誌風に言ってみました)

 そんな数々のお酒に関するコンテンツが並ぶなか、異質なのが「酵素医薬品事業」。四季報によると「酵素医薬品好調」とあり、この会社の第2の柱に成長しつつあるとのこと。酒造メーカーとして培ってきた発酵技術と免疫反応を利用した技術を活かして、原薬や診断薬、健康食品を製造しているようです。シソ(らしき)着ぐるみでふざけていたように見える社長ですが、じつはやり手!(失礼)

 トップメッセージのお写真はキリッとしておられます。

 以前紹介した相模ゴムもそうですけど、ホームページは企業の顔ですから、このように何時間でも飽きずに見てられるホームページはいいですよね。投資対象としても非常に魅力的。

 この会社は12月決算なので、2月の半ばには17年度の決算発表が行われます。四季報予想は販促費の負担で営業利益が減益予想となっていますが、株価はこの1年でじつに40%近く上昇しています。会社の2020年までの中期計画では、売上100億、経常利益50億円を宣言されてますので、いい意味で四季報予想を裏切ってくれるか、お手並み拝見といきましょう。

 さあて、久しぶりに鍛高譚、飲んでみるかな。<文/藤川 里絵>