手製ミートパイで恋人もほっこり!



 いよいよ今週末はクリスマス。実は今この瞬間も、まだ彼女へのプレゼントが決まっていないという焦りと闘いながら、この原稿を書いています。

 彼女に直接「なにが欲しいの?」と聞いてしまえばそれまでだけど、なんだかそれをしてしまうと一気にクリスマスが生々しくなってしまいそうで、聞けないまま、もう何度目かのクリスマスを迎えようとしています。

 対して彼女は今朝、出勤する直前の玄関で少し急ぎながら「クリスマスなにが欲しい? 新しい包丁? 土鍋? それとも中華せいろとか?」と聞いてくるような人です。

 今年は萬古焼きのちょっといい土鍋をお願いしました。

 はたして、ヒモは今年のクリスマスを乗り切れるのか!? とそんなことは置いておいて、今回はクリスマスにぴったりの豪華なパーティーメニューをご紹介します。

ギリギリまで焼き込んだパイの香ばしさがおいしさの秘密「ミートパイ」


 パイのおいしさは優しいバターの香りと、ナイフを入れた瞬間にパリパリと儚く崩れる軽い生地。
このおいしさはパイをギリギリまで焼き込むことで生まれます。

 小麦粉は火が通りにくい食材で、砂糖が入っていない料理用のパイ生地はさらに焼けにくく、粉臭さが残りやすいのです。
子どものとき、おやつの時間に目の前で焼かれるホットケーキに我慢できなくなり、生焼けを口に入れてしまったときの残念な味は今も忘れられません。

 逆に一度オーブンへ入れてしまえば、あとは良いタイミングで出すだけで、絶品のパイに焼き上げることができます。

「ミートパイ」の作り方

【材料】
・玉ねぎ 2分の1個
・にんじん 2分の1本
・合びき肉 400g
・牛乳 100cc
・赤ワイン 100cc
・トマト缶 1缶
・トマトケチャップ 大さじ1
・塩 適量
・黒胡椒 適量
・植物油 適量
・冷凍パイシート(カルディで売ってる「ベラミーズ」の冷凍パイシートがめちゃくちゃおすすめ) 2枚
・溶き卵 少々


1.野菜はみじん切りにし、ひとつまみの塩と共に油を引いたフライパンで、透明感が出るまで炒めます。十分に炒まったところで一度お皿などに取ります(フライパンは洗わなくてok)。


2.同じフライパンを中火にかけ、温まったところでひき肉を入れます。塩(小さじ1)を加え、ひき肉にこんがりとした焼き色がつくまで炒めます。
次に牛乳を加え、強火で水分を飛ばします。牛乳の水分がすべて飛んだら、今度は同じ要領で赤ワインを加えて水分を飛ばします。

【ポイント①】
ひき肉を牛乳と赤ワインで煮詰めることで臭みがなくなり、深いコクが加わります。

3.さらにトマト缶と(1.)の野菜、ケチャップ、塩(小さじ2)を加え、弱火で蓋をしながら30分煮込めば出来上がりです。
火を止め、黒胡椒を振ったら、完全に冷めるまで待ちます。


4.冷凍パイシートは5分ほど常温に置いてから、麺棒でひと回り大きく伸ばし、型に敷き込み、ミートソースをたっぷりと詰めます。
再び、伸ばしたパイシートを上からかぶせ、フォークの背で縁を押し潰して生地と生地を密着させます。余ってはみ出した生地は、型の縁に沿ってナイフで撫でて切り落とします。

【ポイント②】
常温で戻したパイシートは、中心がまだ少し硬いかな?くらいでも簡単に伸ばすことができます。この段階でオーブンを予熱(200℃60分)しておきましょう。
パイを敷き込む型は100均などで売ってるパイ皿でokです。今回は20cmを使用しました。

5.パイの表面に薄く溶き卵を塗り、ナイフの背などで線を引いて模様をつけ、竹串などで空気の抜け穴を開け、200℃に余熱したオーブンで60分焼いたら出来上がり。

【ポイント③】
オーブンにはそれぞれクセがあり、火の当たりにムラがあります。焼き始めて15分ほど経ったら少し様子を見て、ときどきパイを回転させながら焼くと均一に焼けます。
焼き始めてから30分ほど経ち、表面がこんがり焼けたら、それ以上焦げない様にアルミホイルやクッキングシートをかぶせましょう。

 この料理はミートソースを煮込んだり、焼き上げに時間がかかってしまいますが、一度火にかけたり、オーブンへ入れてしまえば、手間がかからないところが嬉しい料理です。
時間があるときにミートソースさえ作っておけば、あとはパイで包むだけなので、クリスマスをはじめ、おもてなしや手土産にもぴったりです。

オレンジの酸味が爽やか!
見た目もかわいい「クリスマスリースサラダ」



【材料】
・ベビーリーフ 1袋
・魚介類(えびやタコ、イカ、白身魚など) 1パック
・玉ねぎのみじん切り 大さじ1
・にんじんのみじん切り 大さじ1
・柑橘類(オレンジやグレープフルーツなど酸味が強いものがおすすめ) 1個
・塩 ふたつまみ
・エキストラバージンオリーブ油 50cc


1.玉ねぎとにんじんのみじん切りはオリーブ油で透明感が出るまで炒め、冷ましておきます。白身魚のお刺身を使う場合はそのまま、えびやタコ、イカを使う場合は塩を入れたお湯でさっと湯がき、冷水にとって冷ましておきます。

【ポイント①】
ここで使う玉ねぎとにんじんは、「ミートソース」を作るときに炒めたみじんぎりから少量を取っておくと手間を減らせます。

2.柑橘はりんごの皮を剥くのと同じ要領で皮を剥き、房に合わせてV字に切り込みを入れ、房取りします。房取りしたあとの果肉がたっぷりついた房は、手でしっかり絞ってジュースを取ります。


3.柑橘のジュースにオリーブ油と塩を加え、とろっとするまでよく混ぜて乳化させ、このドレッシングに(1.)の野菜と(2.)の魚介類を加えて軽く和えます。

4.ベビーリーフは洗ったあとに水気をよく切り、房取りした柑橘の果肉と一緒にお皿へリースのように盛り付け、(3.)のドレッシングをかけたら出来上がりです。

 柑橘の果肉や野菜のみじん切りが彩りとなり、まるで飾り付けたクリスマスリースのような華やかさがあるこのサラダは、まさにクリスマスにぴったりの料理。
ベビーリーフが手に入らなければ、サニーレタスやグリーンリーフなどでもおいしく作ることができます。

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 人に贈るプレゼントを選ぶのって楽しいですよね。相手のことをつらつら考えながら、街を歩いているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

 私がプレゼントを選ぶ基準はベターだけれど「自分では買わないけど、もらったら嬉しいもの」。

 一緒に暮らしていると彼女の小物の消耗具合も目に入るから、本人が「まだ買い替えるほどでもないけど、いつかは新しいのが欲しいな」と思っていそうなものを選ぶようにしています。

 最初のクリスマスは時計、次の年は財布、その次は化粧ポーチ。少しずつランクダウンしているような気がしないでもないけれど、プレゼントは値段じゃないはず。そう自分に言い聞かせるヒモなのでした。

Text/まいったねぇ

次回は<お正月料理にもう飽きた!お買い得な赤身肉が大変身「牛肉とルッコラのタリアータ」>です。
お正月休みも終わり、そろそろおせち料理も食べ飽きた…という方に、簡単イタリアンレシピをご紹介します。タリアータはおしゃれな響きとは裏腹に、赤身のお肉で作れる簡単な「タタキ」料理。あわせて食べたいバーニャカウダサラダも必見です。

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