群馬県前橋市で発生した、女子高生2人が高齢男性の運転する車にはねられ 重体となっている事件を受け、高齢者の免許返納に関する議論がネットで活発化している。

1月9日の朝、85歳の男性が運転する車が前橋市内の県道を走行中にセンターラインをはみ出し、右折待ちをしていた車と接触。そのまま逆走し、自転車で登校中の2人の女子高生を立て続けにはねた。男性は自動車運転処罰法違反(過失致傷)で逮捕され、「気づいたら事故を起こしていた」と供述しているという。

男性は、特に持病などはなく、認知機能検査を経て、昨年10月に免許を更新。しかし、小さな事故を何度も起こしていたため、家族からは免許の返納を促されていたという。

家族の助言通りに免許を返納していたら、起こらなかったであろう今回の事件。Twitterでは、

“免許の取得が18歳からって決まってるんだから返納の年齢も強制的に設けるべき。 ”

などと、ある程度の年齢に達したら、免許を返納しなくてはならないといった制度の必要性を指摘する声も多い。

また、認知症の場合は、免許を返納したことを忘れてしまうなどのケースも考えられるとして、

“これなあ、実際免許は返納しても返納したこと自体を忘れて乗っちゃったりするから、そもそも車にアクセスできない環境にしなきゃならないんだよな。 ”
“認知症運転手の事故を防ぐためには免許証返納と鍵を隠すだけじゃ足りなくて、車が免許証を認証しないとエンジンかからないようにしないといけない。鍵を発見されると運転されるからね。 ”

と、免許を返納したら自動車の運転が不可能になるような仕組みが必要だという意見も多かった。

とはいうものの、

“うちの地元は電車もバスもタクシーも無い。免許返納したら買い物はコープのグループ配達しか無くなるがまず近所が遠いので厳しい ”
“新たな移動手段の提供も必要だよね、免許返納後の生活におけるある程度の移動範囲の確保ってのを考えると。誰だって最後は年取るんだし ”
“80歳以上で免許返納したら自治体から公共交通機関無料券を毎月交付しますとか、そういう制度がないと田舎じゃ高齢運転者減らないよ絶対。 ”

と、特に地方ではそもそも移動手段が少ないため、免許を手放せない事情があるとの意見もあり、免許返納の問題は、そう簡単ではなさそうだ。
(小浦大生)

■関連リンク
・前橋事故で逮捕の85歳ドライバー「気付いたら事故」 持病なく原因判然とせず(1/2ページ) – 産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/180110/afr1801100009-n1.html

・「免許 返納」での検索結果 – Yahoo!検索(リアルタイム)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E5%85%8D%E8%A8%B1+%E8%BF%94%E7%B4%8D