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 前回に引き続き、ソニーの高級望遠デジカメ「DSC-RX10M4」(実売価格 18万6000円前後)を持って鞆の浦で猫撮影。

 鞆の浦は路地の街である。猫の街としても有名な尾道もそうなのだけど、瀬戸内海と山の間の狭いエリアに昔から人が住んでいて、びっしり詰まった家々の間を縫うように路地が走り回っているのだ。初見だと絶対道に迷うレベル。

 観光客が多い市街地はわかりやすいけど、ちょっと奥の集落へ入ると「え、ここは歩いていいの? 大丈夫なの?」って狭い道ばかりでどの道もカーブしてて、そうだな、地図アプリは「ここに道がある」といってるんだけど、本能が「ここをいくとまずいぞ」って警告出す感じ。公道なのか私道なのかがわからないのだ。

 地形好きや探検好きにはたまらんけど。

 そんな路地の下り坂をあてもなく海に向かって歩いていると、遠くの屋根の上に猫発見。逆光だけど、きれいなチャトラだ。

 チャトラ的には屋根の上で人の死角に入ってるつもりだろうけど、坂の上からはちょうどいい高さなのである。

 だがしかし、猫に近づこうとすると坂を下りるので、こっちの視点が下がって猫が見えなくなる。

 そんなときは超望遠の出番。猫を見下ろせる一番いいアングルでぐにーっと望遠である。

 向こうもこっちに気づいてくれた。

 ちょっと警戒気味。

 とととっと近寄ると、屋根の端からこっちを少し覗いたかと思ったら、逃げちゃいました。まあしょうがない。

 次に出会った路地猫は白黒。ハチワレなんだけど鼻筋のブラックがけっこう精悍である。

 その猫を狙っていたのが子供。

 逃げられないように石垣に沿って腰をかがめてそーっと近寄っていく。左手の石垣を見ると、いかに急斜面に人が住んでいるのかわかる。地形好きならたまらない街だ。

 さてどうなるかなとそっと見守ってると、この子は無事猫の近くへ到達。

 よかったねえ。でも白黒猫は警戒モード。

 どうなるかなと見守ってると、この子が猫を撫でようとしゃがんだとたん、ダダダッと逃げてしまったのであった。

 逃げるタイミングを計っていたのだな。この辺はさすがに猫。しょうがないですな。

 この男の子が偉いのは、そのあと猫を追わずに諦めたこと。逃げた猫を追わないのは鉄則である。

寝ころんで気持ちよさそうだが……泥だらけ

 さて、猫が去った狭い斜面の路地を歩いて行くと、なんとさっきの猫が日のあたる階段でゴロゴロしてるではないか。逃げたというよりちょっと隠れただけだったのね。

 あまりに気持ちよさそうに階段に身体をこすりつけてる……のはいいんだが、そこ、今は使ってない階段で、乾いた土がこびりついてるのである。そんなとこで転がったらどうなるか。

 ああ、せっかく白くてきれいだったのに……。

 そして、こうなりました。いやもうまっくろ。

 土まみれになって見事に白茶黒の三色になったとさ。飼い猫だったら汚れを落とすまで家に入れてもらえないレベルですな。

 さて土まみれになった猫はほっといてさらに路地を進む。

 次に出会った猫は警戒心が強かった。かなり距離が離れた状態で目が合ったのだが、その瞬間ダダダッと草むらへ。

 怖がらせても悪いので、望遠パワーでぐぐっと寄って撮るにとどめる。こういうシーンではカメラが「猫検出機能」でも持ってない限り、手前の草や枝にフォーカスが合ってしまうので、タッチAFを使って猫の顔を指定してやる。

 このシリーズでははじめてタッチAFが使えるようになったので、すごく助かるのだ。

 狭い路地を抜けて街へ出ると、観光客に可愛がってもらってるのか、人馴れしてる猫が多い。前回紹介した港猫もそうだ。

 前ページの冒頭写真は観光スポット近くの駐車場で昼寝してたキジトラ長毛猫。ここ、風もあたらなくて暖かいんだろうな。いろんな人に撮られていたけど、気にせず寝てたので望遠端で。

 長毛種は望遠でぐっと寄って撮ると画面中毛だらけになるのがたまらんのである。

 路地編の最後は古いお寺へと向かう狭い階段で。けっこうな高低差をぐぐっと上っていく階段。階段自体は新しいのだが、両脇の擁壁をみると昔からの道なんだなと感じさせる。

 そんな風情のある狭い階段に猫がいたのだ。

 猫と階段。しかも白と黒の2匹。よい風情でありました。

 次回はこの階段の上からお送りする予定。めちゃ猫スポットだったのだ。

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ソニーの高級望遠デジカメ「RX10M4」で路地の街の猫を撮る