今、婚活しないとなかなか結婚できない時代。パートナーをお見合いパーティーやマッチングアプリで探すのは当たり前となってきています。ただ、頭では理解していても、未だに抵抗感のある女性は多いはず。本音を言えば、やっぱり出会い系サービスは利用せず、生活範囲のなかで彼氏や結婚相手を見つけたいですよね。

女性のそんな「自然に出会いたい欲求が叶う」と今話題になっているのが、読書会です。これはその名の通り、本好き男女が集まって、交流する催し。2014年頃から静かなブームを呼び、新聞やビジネス系媒体でよく取り上げられています。読書会自体は研修で取り入れる企業も多いので、言葉自体はご存知の方々がほとんどでしょう。

本来は、シンプルに読書体験をシェアするイベント。しかし、初対面の異性と本の内容について熱く語り合うことができるため、ついでに恋の炎も燃え上がってしまうようなのです。「彼氏がほしいならまず読書会に行くべし」といった内容の恋愛コラム記事も数多く配信されています。

そんな読書会の数は、都内だけで70以上。なかでもカップル成立率の高さで有名なのが、日本最大規模の猫町倶楽部です。複数のメディアに取り上げられており、参加者数も100人以上のものがほとんど。公式サイトも厳かで、何だか期待できそう!

そこで、読書会で本当に自然な出会いができるのか確かめるため、三次元の彼氏を作るため、はりきって参加してみました。この記事ではまず、体験してわかった噂の真相をお伝えしたいと思います。ぜひ、結婚したくても積極的に出会い系サービスを利用できない女性は参考にしてみてください。

課題本は前日までにしっかり読んでおくべし!

筆者が参加したのは、猫町倶楽部の特別イベント。ちょうどそのとき、ビジネス書『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』が発売されたばかりだったため、著者の白河桃子さんと是枝俊悟さんのおふたりの講演付きのものでした。

『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』10月26日に発売されました。

白河桃子さんといえば、「婚活ブーム」の生みの親として知られる少子化ジャーナリスト。是枝俊悟さんは、第一線で活躍するエコノミストでありながら、育休の取得など家事や育児にも熱心に取り組むイクメンエコノミスト。おふたりの記事は何本も読んだことがあったので、申し込み時点で期待度MAX!

肝心の本の内容は、大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の舞台をベースに、現代の結婚を豊富なデータと経済の視点で紐解いたもの。主に家事労働の経済価値についての話で、ドラマを見ていなくても面白いけど見ている人には制作秘話を覗き見したような錯覚に陥る一冊でした。

ただ参加費を払えばいいわけではなく、参加の条件は課題本の読了及びドレスコード遵守。どんなに忙しくても、前日までに読んでおきましょう。ちなみに当日の指定ドレスコードは白・ピンク・ブルー3色コーディネートか、大人の恋のどちらか。大人の恋はどんな服を着るものなのかわからなかったため、当日は白いスカート、ピンクのセーター、ブルーのクラッチバッグというコーディネートで参加しました。

男性参加者が多い読書会にすればよかったかも

開催場所は代官山駅から徒歩2分のところにある、おしゃれカフェ「chano-ma代官山」。5分前に到着しましたが、扉の前は行列。今回の参加者はなんと110人。ただ、課題本が結婚をテーマにしたビジネス書だったため、8割が女性でした。

写真では切れていますが、左右にもっと人がいました。

筆者のグループも、女性5人に対して男性はたったのふたり。女性は全員30代のようでしたが、男性は20代後半と40代後半に見えました。2回目参加の女性から「人気SF映画のときは男性が多かったですよ」と聞き、「男性が多そうな会にすればよかった」とちょっぴり後悔。婚活が目的なら、男女比を確認しておいた方がいいと思います。

リピーターが多いようで、それぞれのグループで「久しぶり!」などの再会祝福トークが聞こえてきました。ただ、だからと言って初参加の人の居心地が悪いということはなく。リピーターだけで固まらないようにグループが分けられており、「今回は初参加の人が多いです」というアナウンスもあったので安心して参加できると思います。

そもそもイベントページにも「毎回初参加者さんが15~25%程度いらっしゃいますので、是非皆様お気軽にご参加ください♪」とあり、会場でも会の最中もちゃんと配慮してもらっている雰囲気。居心地の良さに、「これは何回も参加したくなるわ」と感じました。

読書会は相手のスペックではなく内面がわかる

肝心の語り合いルールについては、いたってシンプル。ただ、人の批判はしないようにするだけ。初対面同士なので、様子見状態から始めるのかと思っていたのですが、リピーター男性が率先してファシリテーターを担当してくれたため、自己紹介が済んだら全員が思い思いに口を開いていました。

まさに腹を割って話すという感じ。

20代後半の男性も女性に圧倒されて気まずそうにすることはなく、「女性は男性にこうやってデータを出して話すと納得してくれると思う」などと主張。それを聞いて、「要求をちゃんと言える男性はいいな」と思いました。これまでの婚活でコミュニケーションが成立しない男性と散々やりとりしてきたため、読書会で男性の内面を知ることができて、「確かに好きになりやすい」と痛感。

感想をあれこれ語り合っていると、どんどん相手の仕事スタンスや人柄、価値観がにじみ出てきます。年齢や年収といったスペック関係なく男性と向き合えるので、ちょっと男性不信になっている女性によさそう。普通の婚活だとなかなか本音を語り合う機会はないので、交際前に相手の内面を知ることができるところは大きな魅力と言えます。

ただ、残念なことに本好き男性は大体、内向的なところ……。ガツガツ肉食系は皆無と言っていいでしょう。ロールキャベツ男子はいるかもしれませんが、見分けるのは難しそう……。リピーター男性が「猫町倶楽部で知り合って結婚したカップルはみんな女性が積極的だった」と語っていたので、女性側からアクションを起こした方がよさそうです。

まとめ

参加してみて「確かに相手の男性の内面から好きになりやすいので自然に出会える」と納得。読書会婚活、おおいにアリです。同じグループだった20代後半の男性は、筆者の椅子を移動させてくれるなど紳士的で、かなりの好印象を抱きました。

とはいえ、語り合うのは1時間半くらい。それだけで交際に発展するかと言われたら、正直難しいような気がします。一体どうすれば、読書会で結婚まで発展するのでしょうか?最大の疑問を代表・山本多津也さんにぶつけてみました。後編に続きます。後編はコチラ

【取材協力】
※猫町倶楽部 http://www.nekomachi-club.com/

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