「過労死」が英語にも転用され、「日本人は働きすぎ」というイメージが強いが、過労は世界にも広がっているようだ。

「gigazine」が報じたところによると、オーストラリア国立大学の研究では、人々が健康的に働けるのは週39時間が限界であるとの結果も出ており、ロンドン大学の研究によると週55時間以上の労働は、心疾患のリスクが上がる「働きすぎ」の状態だという 。スウェーデンでは、労働時間を「1日6時間」とする試みを2年間継続した結果、労働者は自身が“より健康的に”なったことを実感し、また組織全体でも生産性が85%も向上したという。その他ドイツでは、ある労働組合の1万5000人の労働者が、週28時間労働を求めてストライキを行ったとか。こうした世界の労働傾向を鑑みると、9時から17時までの就業が当たり前になっていて、さらに何時間も残業している日本人は、やはり働きすぎと言えるのかもしれない 。

週39時間ということは、週休2日として、1日7.8時間労働という計算になる。Twitterには、

“39h/5d=7.8h。なるほどなぁ。1分たりとも残業できないな !!”
“正直、1日あたり3-4時間を集中して仕事すると一番パフォーマンスが高いと思う。”

との声があがるほか、

“まぁ、6時くらいで帰りたい”
“帰ろうぜ !!!!!”

といったように、現状、働きすぎているであろう(?)ユーザーの素直な声も。また、

“ドイツが週28時間労働を訴えてストライキやってるとか日本遅れすぎ ”
“週39時間を超えると不健康やでって研究者が言っている中で月100時間までの残業は法律で認められた残業とか言ってる日本人は偉い働き者どすなぁ”

と、日本の労働環境を憂う声も多数ある。しかしその一方で、

“人が健康的に働けるのは週に39時間までっていうけど、べつに趣味の一環みたいな今の感じで働ければ週に80時間はパソコンで作業できそう ”

と、仕事の内容によっては、その限りではないのではないかという疑問の声もみられた。

世界に比べ、まだまだ労働時間が長い日本。しかし、ただ労働時間を短縮すればいいということでもないのかもしれない。働き方が多様化している時代だからこそ、労働時間だけではなく、仕事の内容もコントロールしていく必要がありそうだ。
(飛鳥 進)

■関連リンク
人が健康的に働けるのは週39時間まで
https://gigazine.net/news/20180119-work-39-hours-week/

厚生労働省 毎月勤労統計調査 平成29年11月分結果速報
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/29/2911p/dl/pdf2911p.pdf