自動車保険は、契約した後は見直すタイミングがないと考える人もいるだろう。しかし、子どもが免許を取得したときや、自動車を買い替えるときなどに、改めて保険料を見直してみると、魅力的なプランがたくさんあるはず。ここでは、乗り換えるタイミングと、注意すべきポイントについて紹介する。

自動車保険料に影響する「等級」 保険会社を変えたらどうなる?

■乗り換えのベストなタイミング

 自動車保険を乗り換えるときは、保険が満期を迎えるタイミングに合わせて手続きを行うのが最もスムーズだ。所定の手続きを済ませ、満期日時点で新たな保険会社に保険料が支払われていれば補償が開始され、新たな保険会社への乗り換えが完了する。

 また、保険料の決め手となる等級に関しては、現在の保険会社と同様に引き継ぎカウントされる。自分の等級が10等級であった場合、無事故であれば、乗り換え時は11等級で新しい保険会社と契約することができる。しかし、引き継げる期間は、前契約の満了日の翌日から7日以内だ。それを過ぎてしまうと、6等級からのスタートとなってしまうので注意が必要だ。

 いずれにせよ、無保険の期間が生まれる事態は、リスクを回避するという意味でも避けたい。満期日に合わせて新しい保険が開始されるように手続きをしよう。

■契約途中に保険会社を乗り換えたい場合

 満期で乗り換えの手続きを行う場合は、新たな保険会社に対してのみ手続きを行えばいいが、契約途中で乗り換える場合は、現在の保険会社とも手続きを行う必要がある。補償内容や事故歴を照合するため、現在の保険証券を手元に用意しておこう。なお、乗り換えに際して、手数料や違約金のようなものは発生しない。

 また、年間契約の保険料を一括で支払い済みの場合は、残りの期間に応じて返戻金が還付される。

■ライフスタイルに合わせた保険選び

 例えば、転勤・転職などで車の使用頻度が大きく変わったときや、結婚・子どもの成長を経て家庭内のドライバーの増減が見られる場合は、乗り換えのいいタイミングといえる。また、ゴールド免許を取得した際にも申告すれば割り引きを受けられるので、現在の保険を見直すよい機会になるのではないだろうか。

 また、各保険会社の新規契約キャンペーンも、満期の時期と合致すれば、大幅な割り引きが見込める場合がある。自動車保険を年間数万円の買い物ととらえれば、日頃の家計に与える影響も少なくない。機会を見て補償内容も含めた自動車保険の見直しを行うことが、よりよい保険選びにつながるだろう。
自動車保険を乗り換える際に注意すべきポイント(写真はイメージ)