従来のWebブラウジングをVRで可能にするアプリは数多く登場していますが、新たに“VRにとっての”Webブラウザとなるアプリ「Supermedium」が発表されました。誰もがWebGLやJavascriptなどを用いてWebサイトを作り、様々なコンテンツが自由に楽しめる場所を目指しています。

VR体験をブラウジング

Supermediumは、Oculus Rift・HTC Vive対応の“フルVR Webブラウザ”です。

Firefoxで知られるMozillaに勤めていたメンバーが手がけており、Mozillaでは2015年に簡単なコードでVR対応サイトを作れる「A-Frame」も制作していました。

従来のVR向けWebブラウザでは、主に2DのブラウジングをVRで行うことが中心でした。一方Supermediumでは、サイトそのものをVRコンテンツとして、次々と色々な世界(サイトないVRコンテンツ)を移動しながらブラウジングすることが可能になっています。

https://www.youtube.com/watch?v=QZVSVW5_taw

現時点ではいくつかの精選されたサイトのみにリンクしていますが、チームは今後数週間で訪問可能なサイトの数を急速に拡大するとしています。また、従来のURLベースのエントリのサポートも計画されています。

Supermediumは現在公式サイト上でダウンロードが可能です。

様々なコンテンツが許される場所へ

VR主体のブラウザが登場することで、開発者にはOculus StoreやSteamといったコンテンツストアではない表現の場が得られることになります。

たとえば、ストアを検索して“面白いGIF画像”レベルのちょっとしたコンテンツをインストールすることは少ないでしょう。またSupermediumはWebGLやWebVR、Javascriptなどの標準的なWebテクノロジーで動作し、特別なインストールをする必要がありません。

Supermediumの開発チームはブログで、「WebはVRコンテンツに新鮮さと多様性をもたらします。一口サイズの小ネタ、作り込まれていないゲーム、小規模のストア、教育コンテンツやウェディングページなどが登場するかもしれません。また何らかのタブーに触れるコンテンツやストアの審査をクリアできないアプリなど、Webはあらゆるものを許容します」と綴っています。

Supermediumはサンフランシスコに拠点を置く、Kevin Ngo氏、Diego Marcos氏、Diego Goberna氏によるスタートアップです。現在シードファンディングとして、起業家養成機関Y Combinatorからの支援を受けています。

(参考)
Former Mozilla WebVR Pioneers Launch ‘Supermedium’ VR Browser / Road to VR(英語)
https://www.roadtovr.com/former-mozilla-webvr-pioneers-launch-supermedium-vr-browser/

Mogura VRは、Road to VRとパートナーシップを結んでいます。