パチンコとパチスロの出玉上限をそれまでの3分の2程度に抑える風営法の新規則が2月1日から適用となり、ネットで話題となっている。

ギャンブル依存症対策の一環として行われた今回の規則改正。具体的には、パチンコにおける1回の大当たり出玉の上限を2400個(9600円相当)から1500個(6000円相当)に引き下げ、パチスロのビッグボーナス1回の出玉上限も480枚(9600円相当)から300枚(6000円相当)となる。また、標準的な遊技時間である4時間で獲得できる出玉数が金額にして5万円を下回るようになる。

客側が勝てる金額が減ることとなる今回の規則改正についてTwitterでは、

“ギャンブル依存症にならないように出玉減らすんだったらそもそもパチンコ作るなっていう…”
“パチンコの出玉を3分の2にしても店が儲かるだけで全く依存症対策になってない気がするのだか??”
“パチンコの依存症は「出玉」の規制よりも「出店」の規制が必要なんじゃないかなあ。 駅前に普通にある方が、よっぽど依存しませんかねえ。”
“パチンコ屋さんが必要か必要でないかの議論はさておいて、警察庁は医者かよ!と思う。 依存症は心の問題で規制をかけたからって意味なんてないよ。”

などの意見があった。出玉を減らすことが根本的なギャンブル依存症対策につながるとは思えないとの見解を示すネットユーザーも多い。

パチンコやパチスロは、国家公安委員会の指定試験機関である一般財団法人保安通信協会(保通協)が実施する型式検定試験を通過し、規定を満たしている機種のみが設置できることとなっている。今回の規則改正は、この検定試験の規定の変更であり、適用されるのは2月1日以降に保通協の検定試験を受ける機種となる。現在パチンコ店に設置されている機種はすでに検定を受けているものであり、これらについての出玉性能は変わらず、当分は今まで通りの出玉で遊技できるのだ。

検定の有効期間は3年で、この期間を過ぎると原則としてパチンコ店に設置できなくなる。しかし、これまでは都道府県の公安委員会から“認定”を受けることで、3年間の設置延長が可能となり、結果的に最大6年間設置することができた。また、その6年間を過ぎているにもかかわらず設置されている台もあり、それらについては「みなし機」などと呼ばれている。

今後は、「みなし機」ついては順次撤去される方向とのことであるが、最大6年間の設置期間中の機種についてはすぐさま撤去されることはないもよう。つまり、2月1日の新規則の施行をもっていきなり出玉が減るということではなく、今後数年間をかけて、徐々に出玉が規制された機種が増えていくという形になるのだ。

つまり、現時点ではあくまでも“移行期間”という状況。Twitterでも、

“僕はパチスロよく行くから分かるんだけど規制とか新基準とか全然変わんないからね 騒いでるのはやらない人だけよ”
“そういえばパチスロ規制の件、メイン機種の方はほぼほぼあと1年くらいはまだ打てるらしいね”
“規制は一応今日からだよー でも今ある機械そのままのはずだからまだパチもスロも死んでないよ”

などの声もあり、パチンコ店の様子は特に変わっていないようだ。

今回の規則改正によって、ギャンブル依存症が減るのか否か。その結果が分かるまでには、数年ほどかかりそうだ。
(小浦大生)

■関連リンク
・パチンコ出玉規制を強化=来年2月から、経過措置3年-警察庁:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082401131
・「パチンコ 規制」での検索結果 – Yahoo!検索(リアルタイム)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E3%83%91%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B3+%E8%A6%8F%E5%88%B6

出玉に関する規則が変更したパチンコ。新機種に適用される