世界有数の経済誌『フォーブス』が、1月26日に発売したPS4向け「モンスターハンター:ワールド」について言及。動物を狩るという行為に後味の悪さを感じてしまうほどリアルであると評価したが、その内容がネットで話題になっている。

「モンスターハンター」シリーズは、モンスターを狩ることで得られる素材で武器や防具を強化できる人気ハンティングアクションゲーム。新作『モンスターハンター:ワールド』(PS4)では、迫力あるモンスターのグラフィックをはじめ、自分好みのキャラクターを作成できる機能やマップがシームレスになるなど“リアルさ”が追求されている。

ただ、記事を書いた記者には、どうやらそれが仇になっているようだ。記者は実際に約15時間プレイしたといい、ドスジャグラスとクルルヤックのクエストを例にあげ、一方的な攻撃をモンスターに仕掛け、動かなくなるまでひたすらハンマーで殴り続けたり、弱っているところに追い打ちをかけたりする行為に疑問を抱いていると告白。ゲームとわかっているが、モンスターを倒すことに違和感があるという思いを綴っている。

「邪悪な人間たちが生活のために戦い生物の命を奪っている。ゲーム的な視点だとしても受け入れられない。『これは本当に正しい行動なのか』」(編集部訳)と記者は葛藤する。

しかし、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)が、カプコンへの立ち入り調査を開始することは望んでいない。モンスターハンター:ワールドは素晴らしい作品だからだ」と絶賛。「私はこれまでゲームの中で無数のデジタル生物を殺してきたのに、なぜ“ワールド”は(感覚が)異なるのかよくわからない。それはモンスターとその行動がリアルであるからではないだろうか」と結論付けた。

Twitterでは、

“グリッドガール廃止の次は動物が出てくるゲーム廃止か?”
“こんなこと言ってたらきりないじゃん。じゃ、格ゲーとか戦争人殺しゲームは?”
“こういうのを、ゲームと現実の区別が出来ない「ゲーム脳」というのでしょうね。”

とモンハンを批判する記事と捉えるユーザーが続出。しかしそれを諌めるかのように、

“まとめサイトの恣意的な見出しや要約を読んだだけで、「フォーブスは現実とゲームの区別をしろ」って批判してる人いるな。”
“元記事は「ゲームと現実はもちろん違うけれども、モンスターを殺すのに罪悪感を覚えるほどに良くできている」という趣旨なんだが”

とモンハンを高く評価する記事と主張する声もあがっている。

とにもかくにも、今回の『モンスターハンター:ワールド』は『フォーブス』の記者は動物愛護の感情を抱かせるほどリアルな出来栄えに仕上がっているようだ。ある意味で“お墨付き”をもらったといっていいかも?

(山中一生)

■関連リンク
Monster Hunter: World’s Worst Offense Might Be Its Questionable Treatment Of Animals
https://www.forbes.com/sites/mitchwallace/2018/01/30/monster-hunter-worlds-worst-offense-might-be-its-questionable-treatment-of-animals/#7eca8eb24200

ゲーム総合情報メディア「ファミ通」によれば、発売後3日間の集計期間で135万本を売り上げ、絶好調 ※この画像はサイトのスクリーンショットです(「モンスターハンター:ワールド」公式サイトより)