昨夏ミランに移籍したチャルハノールの誕生日を祝し、ブンデス公式がFK動画を公開

 現役最強FKキッカーの候補として必ず名前が上がる選手がいる。FW本田圭佑(パチューカ)がミランで背負った10番を今季から継承したトルコ代表MFハカン・チャルハノールだ。8日に23歳の誕生日を迎えたのを祝して、ブンデスリーガ公式ツイッターでは昨季までドイツで活躍していたチャルハノールのFKトップ3を厳選し、動画を公開。先日無回転FKを叩き込んだ本田をも超える圧巻の一撃に再び注目が集まっている。

 チャルハノールはドイツのカールスルーエで頭角を現すと、ハンブルガーSVを経て2014-15シーズンからレバークーゼンへ移籍し、10番を背負った。そして17年夏にイタリアの名門ミランに4年契約で移籍し、本田が背負っていた10番を受け継いでいる。

 チャルハノールはドイツ生まれながら、トルコ国籍を選んだテクニシャンだ。右足から繰り出す正確無比のキックが武器で、強烈なブレ球をはじめ、カーブをかけた一撃など多様なキックでゴールを奪い、昨季までブンデスリーガ最強キッカーとも称されていた。

 ブンデス公式ツイッターでは「フリーキックのスペシャリスト」と誕生日を紹介。「見たことがないクレイジーなゴールを決める」と称賛し、かつて決めた圧巻のFK動画を投稿した。

 3位と2位はレバークーゼン時代のものが選出されている。3位は2014-15シーズンのバイエルン戦(2-0)で決めた一撃だ。ゴールまで約25メートルの位置でFKを得ると、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーも反応できない軌道のシュートをゴール左隅へ叩き込んでいる。2位には同シーズンのケルン戦(5-1)で決めたキックが選ばれた。こちらも約25メートルの位置から右足を振り抜き、相手GKが全く反応できないゴール左上のコースを射抜いている。

ドルトムントは壁を作らず…名手が本領発揮

 そして栄えある1位は、ハンブルガーSV在籍の2013-14シーズンに対戦したドルトムント戦(3-0)のものだ。敵陣センターサークルを越えた位置でFKを獲得。ゴールまで40メートル強あっただけに、ドルトムント側はあえて壁を作っておらず、チャルハノールは大胆にも直接ゴールを狙った。

 距離は十分で、キックする瞬間もよく見えていただけに、GKが難なく止めるものと思われたが、ここでFKの名手が本領を発揮。右足から放たれたボールはGKの正面に飛ぶも、無回転のボールはゴール手前でブレて左に変化。GKの反応が一瞬遅れ、そのままゴールに吸い込まれている。この無回転FKは特大のインパクトを与え、当時世界中の耳目を集めた。

 前ミラン10番の本田は2月3日のリーガMX後期第5節で約28メートルの位置から無回転FKを決めて称賛を浴びたが、現ミラン10番は本田を超える一撃をかつて叩き込んでいる。今季、新天地のミランでリーグ戦19試合に出場し、ここまで2得点3アシストと物足りない成績のチャルハノールだが、ここからエースナンバーに相応しい活躍を見せられるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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