都道府県間においても、住みやすさ、経済、教育、福祉など、さまざまな格差が挙げられる。そんな中、“SEX”の幸福度に関しても格差が厳然と存在する。あらゆるデータから、その格差の正体を検証してみた

◆性に奔放な沖縄、一穴主義の秋田!?

<性生活の満足度>
1位 鹿児島 55.8%
2位 山梨 55.7%
3位 福井 54.8%

45位 千葉 46.7%
46位 茨城 46.2%
47位 愛媛 46.2%

<1か月のSEX回数>
1位 佐賀 2.79回
2位 秋田 2.62回
3位 沖縄 2.57回

45位 滋賀 1.63回
46位 静岡 1.52回
46位 大阪 1.52回

<経験人数>
1位 高知 12.4人
2位 沖縄 10.2人
3位 愛知 10.1人

45位 滋賀 6.3人
46位 茨城 6.2人
47位 埼玉 5.3人

 東京や大阪などの大都市では出会いに恵まれることが多いが、それだけではダメ。性生活がエンジョイできるのはどこなのか。

「SEXといえば淫乱大国の九州。女性が男を立てる傾向が強い。男性にとってはSEX天国です」

 こう断じるのは、AV監督のカンパニー松尾氏だ。言葉どおり、コンドームでお馴染みの相模ゴム工業が1万4100人を対象に行った2013年の調査でも、「性生活の満足度」では鹿児島が1位に君臨。これには同じくAV監督の二村ヒトシ氏も同意する。

「九州の女性は男尊女卑で抑圧されてきた歴史があるからか、男に奉仕するマゾになるか、逆に解放されて激しいSEXになるかどちらか。変態になる可能性が強い」

 九州では他にもSEX回数で佐賀が1位、熊本が4位に入り、オナニー回数でも福岡が4位と性欲も強けりゃ機会も豊富なまさしくSEX大国なのである。

 また、沖縄も性の満足度が高い県8位で、初体験の年齢ランキング(同調査)では1位で、経験人数ランキングは2位。

「私の経験では沖縄出身の女優さんはホントにエロいですしね。他の県との移動が少ないことで県民性が濃く出ているのでは」(AV男優の森林原人氏)

 一方、経験人数の多さで目を引くのは高知。12.4人は最下位の埼玉5.3人の2倍以上で、2位沖縄を2人以上引き離す。

「四国はヤンキー文化が残っているので、それが影響しているのでは」と松尾氏は推測する。それを裏付けるのはナンバーワン戦略研究所・矢野新一氏のコメントだ。

「昔から高知の女性は『ハチキン』と呼ばれます。“金玉が8つ”という意味で、4人の男性を弄ぶのが高知の女性の流儀。男女問わず酒好きなので、酒の勢いでヤッちゃうことも多いのかもしれません」

 また、森林氏は次のようにも分析する。

「初体験の時期にかかわらず、ある程度の年齢で新しい人とのSEXはしなくなる傾向が強い。高知では初体験から結婚までにヤりまくるのでしょう。初体験の早い沖縄・青森なども経験人数は多い。対して、初体験が全国で一番遅い茨城が、経験人数でも6.2人で46位と少なくなっています」

 “秋田美人”で知られる秋田は、SEX回数は2位、オナニーの回数も1位と性欲旺盛にもかかわらず、浮気率は全国最低の47位なのも興味深い。

「性に貪欲ながら一穴主義。一途な女性を求めるなら秋田です。経験人数も回数も下位の滋賀は性に奥手。ただし、オナニー回数は全国16位なのでむっつりなんですね。初体験44位で経験人数は3位の愛知は遅咲きのヤリマンが多い。ただ、“おかわり”が少ない県民性」(森林氏)

 では、ランキング下位の県についてはどう見るべきか。初体験が全国最低で経験人数も少ない茨城は、満足度が46位。そのお隣、千葉と合わせ、東京の東側2県は性生活への不満が大きいようだ。これについて、「昔からヤンキー文化の根強い地域ですから、正直かなり意外な結果です」と驚きを隠せない二村氏。

「もしかしたら、東京に近いのでいろんな情報ばかりが入ってきて、もっと良いSEXがあるという見果てぬ夢を見ているのかもしれませんね。だから、どれだけヤッていたとしても満足度が低くなってしまうのでしょう」

 松尾氏も二村氏と同様の分析をする。

「東京に憧れ、でも東京には決してなりきれない。そんなコンプレックスが表れているのでしょう。ただし、埼玉の経験人数の少なさはウソだと思いますよ。彼らは1回限りのSEXはカウントしないクセがあるんです。実際の経験人数は全国でもトップクラスだと思いますよ」

 ちなみに、松尾氏は「ナンパしに行くなら満足度の低い地域が狙い目。『東京から来た』と言えば、憧れからヤラせてくれる可能性が高いですよ」とのこと。東京でくすぶっている男子諸君、狙うは茨城・千葉だ。

【カンパニー松尾氏】
ハメ撮りの第一人者としても有名なAV監督。全国のテレクラを巡り、素人女性を相手にハメ撮りを敢行した「テレクラキャノンボールシリーズ」は不朽の名作

【二村ヒトシ氏】
AV監督。痴女モノをはじめ、レズや女装などジェンダーを超えた作品を多数発表。近著は宮台真司氏との対談本『どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント』(ベストセラーズ )

【森林原人氏】
’79年生まれ。中学受験においてラサール、麻布、筑駒など数々の名門校に合格した高学歴AV男優。経験人数は8000人超。著書に『イケるSEX』(扶桑社)など

【矢野新一氏】
’49年生まれ。’90年にナンバーワン戦略研究所を設立。県民性研究の第一人者で「県民性博士」と呼ばれている。近著に『ありえへん京阪神』(ワニブックス)

※ランキングはすべて、相模ゴム工業調査「ニッポンのセックス」(2013)より(※調査人数1万4100人)
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