千葉県酒々井町の住宅で2016年9月、住人の竹内諒さん=当時(21)=の切断遺体が見つかった事件で、殺人などの罪に問われた姉の竹内愛美被告(26)の裁判員裁判の初公判が13日、千葉地裁(高木順子裁判長)であった。愛美被告は罪状認否で「殺意はありませんでした」と述べた。弁護側は「身体を守るためだった」と正当防衛を訴え、殺人罪について無罪を主張した。判決は3月5日の予定。

 検察側は冒頭陳述で、死亡した父親の保険金などをめぐり、姉弟が互いに不満を抱いていたと指摘。愛美被告が刃物を使っていることや、諒さんを助けず出勤したことなどから殺意があったと主張した。

 弁護側は、家族の話をしている時に激高した諒さんが包丁を持ち出し、蹴られた愛美被告も床にあった別の包丁を向けたため、諒さんの脚に刺さったと反論した。

 起訴状によると、愛美被告は16年8月31日ごろ、同居していた諒さんを刃物で刺して殺害。同9月12日までの間に、遺体を切断し、冷蔵庫などに隠したとされる。