ミュージシャンの西川貴教さんらが「学ぶ」をコンセプトに「身近で当たり前の事だけど詳しく知らないモノ、事」をテーマに深掘りしていく番組『西川学園高等学校、略してN高!』。

 今回は“性転換”をテーマにナグモクリニック名古屋院長の山口悟さんを講師に招き、西川さん、土屋礼央さんミクロマンサンライズ!!!さん星田英利さんIMALUさんKABA.ちゃんさんに術後の具体的なアフターケアや、性器の感度、2018年から保険適用になった手術費用についてもメリット、デメリットの両面から解説しました。

 番組の最後では出演陣から悩みを抱えた人に向け、「一人で悩まないで」「相談できる人を確保してほしい」と語りかけました。

山口悟さん。

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性転換手術後のアフターケア

左手奥から時計回りに西川貴教さん、IMALUさん、ミクロマンサンライズ!!!さん、星田英利さん、KABA.ちゃんさん。

土屋:
 手術後のアフターケアはどうなんですか。

西川:
 膣の深さや奥行きでもそうなんですが、僕が聞いた話だとあまり抵抗がないというか、棒状のもので塞がらないように維持するんですが、最近は表面の部分だけではなくて、膣の奥の造形もカスタムできるっていう。技術が日進月歩で進んでいるから、以前はできなかったものも、できるようになってきているという話を聞いたことがあります。

土屋:
 やっぱりメンテナンスは大変なんですか。

KABA.ちゃん:
 大変ですよ。傷口でもあるので、放っておくと塞がってしまうんですよ。だから塞がらないようにケアをしていかないといけなくて、硬いプラスティック製の棒があって、サイズも段階的にあって、だんだんと大きくしていかないといけなくて、1日1時間を2回、入れっぱなしでやらなければいけないんです。

土屋:
 入れながら生活できるんですか。

KABA.ちゃん:
 そのままでは難しいので、横になったままです。昔は入れっぱなしだと聞いたのですが、医療の発達で1日1時間で大丈夫だとか。

土屋:
 その棒の実物があるということで。

一同:
 おぉ~!

山口:
 直径ですが33ミリとか、30ミリとかですね。

星田:
 これは一番奥まで入るの?

KABA.ちゃん:
 人によって違って、3分の2くらいです。

ミクロマンサンライズ!!!:
 フィッシュソーセージみたい。

IMALU:
 硬いゴムっていう感じ。

KABA.ちゃん:
 私のはもっと硬い。

IMALU:
 痛くないんですか。

KABA.ちゃん:
 痛い。入れるときも痛いし、サイズアップするときがものすごく痛くて。狭いところに無理やり大きいのを入れないといけないから。必ず出血があるし。このケアをしていくときに、だんだん慣れてくると奥のほうにいっちゃうんです。

 頑張ってやりすぎちゃった。膣に余裕があったほうが楽じゃないですか(笑)。それで奥まで突きすぎちゃって、検査したら膣に穴が空いちゃって。それで結局S状結腸を使って手術をやり直しました。

土屋:
 そういう方は多いんですか。

山口:
 多くはないのですが、ときにはあります。

土屋:
 メンテナンスが大変なんですね。

性転換手術の費用は300万~350万程度。メリットとデメリットは?

土屋:
 これだけの手術になると、いくら費用がかかるのかという話ですよね。想像もできない気もするのですが、一体どのくらいの金額になるのか。こちらです。

 思ったより安くないですか。

西川:
 もっとかかると思った。1000万くらいいくんじゃないかと思っていました。

山口:
 これは下半身だけの金額ですからね。顔や喉だったりが入るとまた別です。FTM(Female to Male)は高いです。

星田:
 保険が利かなくてこれくらいということですか。

山口:
 そうです。

ミクロマンサンライズ!!!:
 FTMとMTF(Male to Female)だと、どちらの手術が難しいんですか。

山口:
 FTMですね。ないものを作らないといけないですから。

KABA.ちゃん:
 私はタイだったので、21日間滞在して、アテンド代も入って200万円もしなかったです。

山口:
 タイは物価が違うんですよね。当然安く感じるのかなと思います。

土屋:
 こちらは4月から保険が適用になります。

西川:
 本当に悩んでいらっしゃる方には朗報だよね。

土屋:
 でもデメリットにもあるんですよね。

山口:
 保険適用の場合は、「悩んでいる」「手術を受けたい」「お金がない」という場合には当然メリットなのですが、忘れてはいけないのは性別適合手術というのは性腺を取るので、自分の子供ができなくなっちゃう。

 それが人権侵害だという意見もあって、最新の考え方では女性の身体のまま男性になるとか、男性の身体のまま女性になるというのが良いという考え方があるんです。実際にそういう国もあります。ただ、保険適用になってしまうと、手術をしないとダメみたいなものを助長してしまうので、賛否両論ありますね。

 理想は僕は、自認が女性だから女性になります、男性だから男性になりますと言って、それで変えることができたら一番良いのかもしれないです。現在の法律では子供を作らないというのが前提になっていますからね。それはやっぱり非常に根が深いです。