mixiXFLAG スタジオは,スマホゲームモンスターストライク」(iOS / Android)のプロライセンス1号の発行に伴い,プロ同士による初の対戦イベントプロフェッショナルマッチ”を,2018年2月11日闘会議2018で実施した。


 モンストプロライセンスは,先んじて行われた「モンストグランプリ2018 闘会議CUP決勝大会」でブロック優勝した,2チームの選手達に与えられたものだ。闘会議CUPにはモンストグランプリ過去大会で入賞した6チームと,2018年1月関東/関西予選大会を勝ち抜いた2チームの計8チームが参加したが,栄えあるプロ1号は見事「今池壁ドンα」と「【亭一門」が勝ち取った。

 なお,これらプロライセンスの発行に至った背景は,日本eスポーツ連合(JeSU)の設立発表記事などで概要を書いている。「えっ,モンストプロ? なんの?」と,このあたりの事情がうまくみ込めていない人は,関連記事にも合わせてを通しておくと,今後の新たなゲームシーンの幕開けに乗り遅れずに済むだろう。


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昨日まで一般プレイヤー今日から認定プロ

 本対戦は「閃光提督」「猛火の皇帝」「甘味」の計3ステージで行われる3本勝負で,先に2本勝利したチームが優勝となる。勝ったチームには賞800万円が,惜しくも負けたチームにも賞200万円が贈られるという,プロならではのビッグな戦いとなった。


 「プロとしての実感はまだありませんが,今から2戦を勝ち取ってプロの気持ちになります」とる,今池壁ドンα。対する【亭一門も「今まで勝ってきた試合はすべて逆転勝利でした。なので最初にリードされても,最後まで食らいついていきます」とコメントを返す。両チームの選手達は1日前は一般プレイヤーであったが,今日プロとしてここに立っている。どのような心持でいるのか,気になるところだ。


 第1試合の「閃光提督」では,今池壁ドンαリードし,それを【亭一門が追う展開になった。一手のミスが大きな差となってしまうモンストの対戦だが,大会の壇上でのプレイともなると「ひっぱる」だけのことがより難しくなる。技術のみならず,メンタルがモノを言うのだ。

 差が広がっていく一方の両チームであったが,中ボス戦で【亭一門が一気に巻き返し,ボス戦には同時突入となった。さらにボス戦にて,今池壁ドンα璧な一手を出しあぐねていたところ,【亭一門の「パンドラ」が炸裂。皆大好き追従貫通弾がボスへと突き刺さり,宣言どおりの逆転勝利をもぎ取った。


 XFLAGはこれまで多くの大会を開催してきたからか,会場の雰囲気も抜群であった。ステージ照明や音などにが入っており,観客を盛り上げるための演出が随所に散りばめられていた。おそらく生配信を見ているのと,その場にいるのとでは,楽しさにも差があるのではないだろうか。

 続く第2試合の「猛火の皇帝」では,両チームピック戦略の違いが見えてくる。今池壁ドンαは最速攻略リスキーな編成を,【亭一門は安定したクリアす編成をと,それぞれのスタンスが表れた。

 ステージ攻略が始まると,今池壁ドンαが先行し,【亭一門が追従する流れとなった。【亭一門もボス前に追い上げを始めたが,編成の違いから約1手分が埋められない。しかし,ここで今池壁ドンαに悲劇が訪れる。攻めの姿勢でボス戦を進めていたところ,「ヘイムダル」の位置が悪く,ダメージウォールに対応できずに落ちてしまい,まさかのGAME SETに。この間,追う側のプレッシャーで攻めたとも言える,【亭一門の優勝が決まった。


 まさかのボス敗北ということで,惜しいデビュー戦となってしまった今池壁ドンα。【亭一門はピックや編成のロジカルさで優位を取られていたものの,安定とプレイングでカバーするという堅実さで,プロとしての初勝利を飾った。感想をめられたリーダーのあーぼー選手も「うれしいです!」の一言で,喜びを露わにしていた。

 両チームの表後には,次の大会「MONSTER STRIKE GRANDPRIX 2018」の開催発表が行われた。詳細については追って開していくとのことだが,上記2チームにはシード権が与えられ,トーナメント決勝大会への進出がくも決まっているとのことだ。



■【亭一門に聞く

――今日の試合の感想を聞かせてください。

あーぼー選手:
 昨日の大会の時点で,今池壁ドンαさんにはらのピック戦略がバレていました。でも,「相手が仕掛けてくるだろうピック」の予想がハマったので,どのキャラを取られても問題なく,2ステージとも予定どおりの編成にできました。これが第1の勝因と考えています。

 それと,今日は皆とくに緊をせず,それでいてアドレナリン全開で「絶対勝てる!」と思っていたのも大きいです。今池壁ドンαさんには2016年の大会の決勝戦で負けていたので,今回は絶対に負けられなかったんです。

――プロデビュー戦としてはいかがでしたか。

あーぼー選手:
 プロになって2試合連続で勝利できたので,このままも積み重ねていきたいですね。次の大会も決定したので,その準備も進めていきます。チームメンバーとももっと仲良くやれるよう,今度皆で旅行にでも行こうと考えています!

――普段は集まって練習されているんですか。

あーぼー選手:
 とけーどら君は都内なんですが,ウィズ。君とたっくす君は長野県に住んでいるので,気軽に会える距離ではありません。それでも毎日21時からLINEグループで通話をし,そこからモンストプレイ,その日の反会,翌日の課題などを共有してと,練習を行ってきました。

 あと,2人はチームには途中から入ってきたのと,年齢差などでまだ遠慮がちなところがあるので,毎日リーダーを入れ替えたりして,「言いたいことをハッキリと言えるチーム」になれるよう,皆で頑ってきました。

――プロになって1日経ちましたが,実感はありますか。

あーぼー選手:
 プロとしての実感よりも,今日の試合で勝てた実感のほうが強いです。昨日の大会,らはBブロックにいたんですが,実はプレイヤーからの優勝予想は,1位から4位までがAブロックに固まっていたんです。

 だから,Aブロックで勝ってプロになった今池壁ドンαさんに負けてしまうと,「【亭一門はBブロックだったから,運でプロになれたんじゃ?」と思われるはずだったので,それがすごく嫌でした。

――優勝予想を覆すのと,個人的なリベンジとが重なったと。

あーぼー選手:
 はい。もちろん,Aブロックのどのチームにも絶対に勝つつもりでいました。でも,相手が今池壁ドンαさんだったので,リベンジをしたいという想いが合わさって,一番良いコンディションでぶつかれたんじゃないかと思っています。今日勝てたのは,本当に嬉しいんです。


――今後はプロ2号,第3号と出てくるはずですが,第1号としての意気込みはどうでしょう。

あーぼー選手:
 らがモンストで初めてのプロですから,プレッシャーはあります。らの試合を見て,プロになりたいと思ってくれる人がいればすごく嬉しいですが,そのためには“最高のプレイを見せ続ける”ことも必要です。

 でも,らのモットーは“楽しくプレイする”ことなので,勝敗だけじゃなくて,プレイヤーとしての姿勢や表情でもかを楽しませていきたいです。今後はゲームプロの勝負ですから。大会もより一層盛り上がるでしょうね。

――並みですが,優勝賞800万円の使いは決めていますか。

けーどら選手:
 実家に仕送りをします。

ウィズ。選手:
 ほとんどは貯しておきます。

あーぼー選手:
 かっ!

たっくす選手:
 ここまで育ててくれたありがとうを込めて,親孝行に使いたいです。

あーぼー選手:
 じゃあ,親孝行します!

――今後はプロとして生計を立てることは考えていますか。

あーぼー選手:
 いえ,らもまだ,これから先どうなっていくのかが見えていませんし,大会で優勝するのもそんなに簡単なことじゃないので,現状では考えられないです。

 ただ,プロが生まれることで大会の内容や頻度も変わっていったり,「プロとしての活動に賭けたい」という気持ちが芽生えたら,そうなることもあるかもしれません。

――最後に,これからプロプレイヤーへのメッセージをお願いします。

あーぼー選手:
 大会シーンには「モンストスタジアム」というアプリが最適です。このアプリにはモンストのすべてのモンスターっていて,アプリ課金も必要とせず,またスタミナもないので,延々と練習できます。やればやるほど編成や判定の深さが分かってくるので,モンストをやっている人はちょっとした息抜きに遊んでみてください。そのままハマってしまった人もいるくらいです。

 そこで練習をし,メンバーも集まったりしたら,大会に参加してみるといいです。最初は思い出作りでも構いません。大会で負けたら絶対に悔しい思いをしますから,気付いたら本気になっているはずです。



■今池壁ドンαに聞く

――惜しい結果となりましたが,今の率直なお気持ちは。

なんとかキララEL選手:
 悔しい……という言葉しか出てこないですね。

――負けてしまった悔しさは,どれくらいですか。

なんとかキララEL選手:
 人生最大級です(笑)。ですが,【亭一門さんの勝利には,素直におめでとうと言いたいです。

――今日までにプロとしての実感は生まれましたか。

なんとかキララEL選手:
 まだ薄いです。でも,今後は達がプロになるまでに歩んできた過程や,相手チームと戦うことの楽しさなど,普通モンストを遊んでいるだけでは伝わらないような体験の素らしさを,より多くの人に伝えていければと思っています。


――両チームピック戦略に差がありましたが,諸々含めて思うところはありますか。

なんとかキララEL選手:
 ええ,ありまくりますよ! 【亭一門は,安定を重視した「負けない編成」であることが多いです。一例で言うと,彼らは最速攻略でも約14ターンが必要になる編成を選ぶのに対し,達は最速なら12ターン,一手を間違えると16ターンが必要になる編成を追求しています。

 でも,練習なら20回やって,20回を12ターンクリアできる自信がありました。そこに本番ならではの緊感が重なり,いつもやっている掛けを忘れてしまったり,想定外プレイングになってしまったりして,ミスが生まれてしまいました。

――リスキーな編成は反点になりますか。

なんとかキララEL選手:
 いえ,今日の戦いで判断を間違ったとは思っていません。普通にやればできたはずのことを,普通にできなかった,あくまで“らのミス”なんです。今後プロを名乗るためにも,ここを重点的に直していきたいと思っています。

――基本はやはり“攻め攻め”ですか。

なんとかキララEL選手:
 らの負けは「相手に負けて悔しい」よりも,「自分達のミスで負けて悔しい」と思うのが大半ですからね。今日の試合を応援してくれた人達にも,申し訳なかったです。プロとして今後はもっと面い,カッコいい試合を見せられるよう心がけていきます。

――ちなみに皆さんは「モンストプロになった」と伝えた人はいますか。

なんとかキララEL選手:
 ……とくに(笑)



 モンストで史上初となったプロ同士の戦い。とはいえ試合の内容や選手の量,そういったものはおそらく,これまで行われてきたモンストの大会も肩するものであっただろう。しかし,これからは明確に異なる点で出てくる。それは“認定されたプロ同士の対戦”ということだ。

 プロフェッショナルパフォーマンスとは,それ自体が「行」になりえるものだ。それこそ「TVで見る,野球サッカーの試合」のようなものである。そしてゲームプロと認められたからには彼らは,ゲームを遊んで楽しむ,そういう場所から一歩先を行った,生業としてエンターテイメント提供する立場になる。その自覚が人をプロにする。

 ……などというと「モンストだけで飯を食ってけるか!!」と選手達に怒られてしまいそうだし,日本eスポーツもまだまだ夢ばかりが膨らんでいる時期なので,「あくまでそういう自覚の仕方もありそうだよね」という意で受け取ってほしい。

 今回プロとしての戦いを見せつけてくれた彼らだって,言ってしまえばなりたてホヤホヤのプロであった。楽屋裏で「プロになったぞ!」という強な自己暗示でもかけていなければ,その意識はまだ一般プレイヤーに近いものだっただろう。


 しかも,彼らはこれから先,モンストプロ1号の最大の重責として,友人知人や親類縁者のみならず,筆者のような帳の外にいる野次からも聞かれるのだ。「なに? モンストプロって? なに?」という,現状ではまだもが答えづらい質問を,延々と,気疲れするまで。たぶんだが。その苦労をイメージできた人は当面の間,意見や感想や説教よりも「頑ってね!」の応援にしといてあげよう。

 日本eスポーツシーン現在,選手の立場や業界の動向など,あらゆる度と隙間からたくさんの拡器が生やされていて,常日頃から喧々諤々にが重ねられる,大賑わいな界になっている。リテラシーの足りていない筆者としては,そんな場所にこれ以上口を出すのは末恐ろしくて仕方ないが,最後にもう一言だけ。選手達に堂々とした意識が芽生えて,多くのプレイヤーが「カッコいい」「なってみたい」と言うようになっていたら,面そうだなと思えたり。


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[闘会議2018]モンストのプロライセンス第1号同士の戦い! 今池壁ドンズα vs.【愛】獣神亭一門によるプロフェッショナルマッチ