AppleとLGなどが共同で、有機EL(OLED)を開発しているeMaginに出資したという報道は、AppleのAR/VR(拡張現実/仮想現実)ヘッドセット開発の噂とあいまって、大きな期待を持って受け止められました。しかしEmaginは12日、そのような事実はないとの声明を発表しました。

期待をもって受け止められたが

eMaginは、ヘルスケアや軍事向けのマイクロディスプレイを開発する企業です。同社に対し、米国証券取引委員会で公開された資料などから、AppleとLG、Valveが共同で1,000万ドル(約11億円)の出資を行ったという観測が複数メディアの間で浮上していました。
 
AppleとLGは有機EL(OLED)ディスプレイの開発で協力体制にあることや、マイクロディスプレイがAR/VRヘッドセット用に活用できることなどから、Appleが本格的に同ヘッドセットへの開発に乗り出したのではないか、と考えるのは自然だったと言えるでしょう。

eMaginはAppleの出資を否定

しかし、eMaginは12日に声明を発表、Appleと話し合いの場を設けてはいるものの出資を受けた事実はないと述べ、「資料が誤って解釈されている」として報道を真っ向から否定しました。また、Appleのスポークスマンもコメントを避けました。
 
報道によって、eMaginの株価は一時41%も上昇し、その後同社が出資を否定したことで、高値から18%反落して取り引きを終えました。
 
もっとも、Appleがヘッドセットを開発している可能性自体は高く、昨年11月に同社がARヘッドセット開発のカナダ企業を買収したことなどから、2019年までに同社が関連デバイスをリリースするという見方が出ています。
 
 
Source:Bloomberg
(kihachi)

AppleとLGがマイクロディスプレイ企業に出資との噂、企業側が否定