闘会議2018の2日目(2018年2月11日),バンダイナムコエンターテインメントの「鉄拳7」(PC/PS4/Xbox One)を題材とした格闘ゲーム大会「闘会議2018 鉄拳7〜Break the world〜」と「闘会議2018 鉄拳7 Final 〜Royal Championship〜」が開催された。


■闘会議2018 鉄拳7〜Break the world〜

 「闘会議2018 鉄拳7〜Break the world〜」は,「鉄拳7」で初となるプロライセンスが発行される大会。事前に開催された3つの予選大会を勝ち上がった,以下の選手8名によって争われた。

・オンライン予選成績優秀者代表:
タリスカッター選手,刈選手,ダブル選手

・「日本王者決定戦」成績優秀者代表:
タケ。選手,pekos選手,破壊王選手

・「闘会議2018 鉄拳7 Special 1day match」代表:
ノビ選手,S.H.O.W選手

 8名の選手はくじ引きによって決定された対戦相手と3試合先取で争い,勝者は一般社団法人 日本eスポーツ連合(以下,JeSU)が発行するプロライセンスと,その後実施される「闘会議2018鉄拳7 Final 〜Royal Championship〜」への出場権を獲得する。




■第1試合 タケ。選手(一美) vs 刈選手(ラッキー・クロエ,吉光)
 世界一の吉光使いと称される刈選手だが,一美との対戦を苦手としており,この試合ではまさかのラッキー・クロエを選択。しかしタケ。選手の鉄壁のディフェンスの前にこの奇策は通用せず,2連敗の後に吉光を投入。意地で1試合を取り返したものの力一歩及ばず,タケ。選手が3勝1敗で勝利を収めた。


■第2試合 ノビ選手(ドラグノフ) vs ダブル選手(ロウ)
 接近戦での攻防を得意とするプレイヤー同士の対決。キャラの特性上,技の打ち合いにおいて若干のアドバンテージを持つダブル選手がペースを握ったが,3試合目でノビ選手が逆転勝利を決めたことによって流れが急変。勢いに乗りつつも,冷静に相手の動きを読み切ったノビ選手が3勝1敗で勝利した。


■第3試合 破壊王選手(キング)vs S.H.O.W選手(アリサ)
 大会において勝ち切れていないものの,段位戦では日本でも五指に入るであろう実力を持つ破壊王選手と,大会での強さに定評があるS.H.O.W選手の対戦カード。この試合はキングの前ダッシュからの投げに対して,S.H.O.W選手がほとんど対応できず,終始ペースを握った破壊王選手が3タテで勝利した。


■第4試合 pekos選手(ギース)vs タリスカッター選手(一美)
 タリスカッター選手が,発生が3フレームしか違わないギースの中下の二択(不動拳からの派生技)を完璧にガードし続ける素晴らしいキャラ対策を見せつける。これに対し,pekos選手はリスクのある下段攻撃をほぼ封印し,手堅い立ち回りで応戦。互いにガードを固めながらの打ち合いとなったこの試合,結果的にギースの高ダメージのコンボが生きる形となり,pekos選手が3勝1敗で勝利を収めた。



 これらの対戦で勝利した,タケ。選手,ノビ選手,破壊王選手,pekos選手の4名はプロライセンスを獲得。また,この日続けて開催される「闘会議2018 鉄拳7 Final 〜Royal Championship〜」で争うこととなった。


大会アーカイブはこちら
http://live.nicovideo.jp/watch/lv310510143

■闘会議2018 鉄拳7 Final 〜Royal Championship〜

 「闘会議2018 鉄拳7 Final 〜Royal Championship〜」は,先ほどの大会でプロライセンスを獲得した4名で争われる大会。優勝者に200万円,準優勝者に100万円,3位に60万円,4位に40万円と,国内の格闘ゲーム大会では類を見ない高額賞金が授与される。

■第1試合 ノビ選手(ドラグノフ) vs 破壊王選手(キング)
 アーケード版「鉄拳7 FATED RETRIBUTION」において,日本最高段位をかけて争ってきた2人の対決。この試合では,ノビ選手が前に出るプレッシャーをかけ続けながらも,抜けにくいキングの投げをことごとく抜けるという完璧なプレイで破壊王選手を押さえつけ,3勝1敗で勝利した。



■第2試合 タケ。選手(一美) vs pekos選手(ギース)
 この試合では,タケ。選手がpekos選手のギースに対して苦戦を強いられ,2試合を連取される。しかし試合中に何かをつかんだタケ。選手。ここから怒涛の8ラウンド連続勝利で逆王手をかけ,そのままの勢いで逆3タテに成功。決勝戦へと駒を進めた。


■決勝戦 ノビ選手(フェン) vs タケ。選手(一美)
 決勝戦は,山佐株式会社からスポンサードを受けているプロ同士の戦いになった。解説のユウ氏が「ノビ選手はメインキャラのドラグノフではタケ。選手に対して分が悪いので,キャラ変えもありえる」と語ったとおり,ノビ選手はフェンを選択。
 このフェンがサブキャラクターとは思えない素晴らしい動きを見せて,タケ。選手を圧倒。なんと3タテで勝利し,ノビ選手が本大会優勝の栄冠を手にした。
 

大会アーカイブはこちら
http://live.nicovideo.jp/watch/lv310479967

 大会後に実施されたインタビューでは,プロライセンスを取得した4名に対して,「プロライセンスという制度が生まれたことで,これからどのような変化が生まれていくと思うか。また,どういった活動をしていきたいか」という質問が投げかけられた。これに対する受け答えは以下の通り。


タケ。選手:
 分かりやすい目標ができたことでモチベーションが上がり,鉄拳プレイヤーの数が増えるんじゃないかと思っています。

破壊王選手:
 まだプロになったばかりでどうすればいいか分からないですが,鉄拳というゲームをより楽しく,みんなで盛り上がれるようにしていけたらいいなと思っています。

pekos選手:
 以前からプロゲーマーとして活動していたが,プロとはどうあるべきかという問題にまだ明確な答えは出せていない。4人のプロライセンス取得者が誕生したので,4人それぞれで色々な見せ方をしていけたらいいなと思います。

ノビ選手:
 今までもプロとして,少しでも鉄拳界隈がよくなったらいいなと思って活動してきたんですが,今回いただいたプロライセンスという肩書を生かして,さらにこの業界を盛り上げていきたいです。

 こうして4名のプロライセンス取得者が生まれた本大会。今後,この「プロライセンス」という制度がどのように業界に働き掛け,影響していくかはまだ未知数だが,高額賞金つきの大会が今後もこのように開催されていくのであれば,プレイヤーにとってはうれしい限りだろう。ここ数年で急成長を遂げている日本のe-Sports業界。今年も激動の一年となるのは,どうやら間違いなさそうだ。


リンク:「鉄拳7」公式サイト


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記事URL:http://www.4gamer.net/games/322/G032250/20180213071/
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関連タイトル:
・PS4 鉄拳7
・PC 鉄拳7
・Xbox One 鉄拳7

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