1982年にオジー・スミス氏の移籍が成立、カージナルスでは「別次元の守備」を披露

 その圧倒的な守備力から、メジャー史上最高の遊撃手の呼び声も高いオジー・スミス。“伝説”の幕開けとなったのは、1982年のカージナルス移籍だった。トレードが成立したのは2月11日。米メディアは、移籍決定から36年後の11日(日本時間12日)に特集を組み、美技の動画を交えながら、あらためてその功績を称えた。

 MLB公式サイトでは「2月に行われたトレードが、カージナルスに歴代最高の守備的遊撃手・オジー・スミスを引き寄せることになった」とのタイトルで記事を掲載。1982年にカージナルスがワールドシリーズ制覇を果たしたことを紹介しつつ「躍進を果たした大きな要因は、ホワイティ・ハーゾグGM兼監督がその8か月前に仕掛けたトレードであった」と言及している。

 記事では「6選手が絡むこのトレードの重要な点は、ガリー・テンプルトンとオジー・スミスという遊撃手の交換であった」と指摘。名手スミスが、キャリアのスタートはパドレスで過ごしており、すでに「ゴールドグラブ級の守備を披露していた」としている。

 ただ、カージナルス移籍後の活躍はさらに鮮烈だった。ゴールドグラブ賞に13度輝き、その圧倒的な守備力から「オズの魔法使い」と呼ばれたスミス氏。目を疑うような超人的な守備が見られるメジャーの内野陣のなかでも花形とされるショートで、この特集のタイトルどおり「歴代最高」とも称される。

「このトレードで最も評価されるべき点はスミスだろう。彼はその後15年間で14度オールスターに選出された。打撃面でもパドレス在籍時から向上し、433盗塁も記録。そしてもちろん、別次元の守備力を発揮した」

 記事では、あらためてスミス氏の移籍後の活躍を振り返っている。MLB公式ツイッターが8日(同9日)に公開したオジー・スミスの特集動画には、メジャー最多本塁打記録を誇るバリー・ボンズ氏が「これまでに見た遊撃手でオジー・スミスに匹敵する選手はいない」と証言する様子なども収められていた。1982年のトレードが“メジャー史”に与えた影響は大きかった。(Full-Count編集部)

圧倒的な守備力から「オズの魔法使い」と呼ばれたオジー・スミス氏【写真:Getty Images】