2018年1月24日、アメリカ軍・436治安部隊で軍用犬として勤めていたシェパード・RICOの「ラストコール」がドーバー空軍基地で行われました。

ラストコールとは、退職する軍人とのお別れの儀式のことで、同じことを今回は軍用犬のRICOに行いました。

Members of the 436th Security Forces Squadron say farewell to retired military working 🐶 Rico as his former @USAirForce handler carries him to the veterinary clinic. Rico was suffering from a spinal cord disease. We thank him for his dedicated service. pic.twitter.com/02YgcKChhv

— U.S. Dept of Defense (@DeptofDefense) 2018年2月5日

2年間、訓練士と暮らし闘病

RICOは、犬の変性脊髄症と闘っていました。

変性脊髄症とは後ろ足から麻痺が始まり、前足、呼吸器へと麻痺が広がる原因不明の病気。シェパードやウェルシュコーギーに多く、発症から2~3年で死に至ってしまうそうです。

最後の2年間は、訓練士のJason Spangenbergさんの自宅で暮らしていました。

軍用犬として実績を積む

RICOはアフガニスタンにおいて100以上の戦闘ミッションで100ポンド以上の爆発物を発見し、功績が認められたこともありました。

訓練士のSpangenbergさんは、海外メディアに次のように語ります。

RICOと私の絆は特別なものだった。パートナーとしての始まりでしたが、やがて家族になりました。

私や周囲の人たちの安全を守るため、RICOにも頼りました。

アフガニスタンでの任務では、ビーフジャーキーを30分で平らげてしまったこともあったという思い出も語っています。

悲しみに暮れる関係者

RICOは訓練士に抱えられてラストコールを終えた後、動物病院に移動し、苦しみのない世界へと旅立ちました。

RICOにアメリカの国旗を掛け、周囲の人々は涙をこらえきれないでいます。

▼取材した現地メディア編集長の投稿

Emotional #LastCall for a #K9 #Military #Hero. 436th SFS members render a final salute to retired #MWD #Rico. His handler, retired Tech. Sgt. Jason Spangenberg, carried him to the vet ctr at #DoverAFB & never left his side. Rico suffered from Canine Degenerative Myelopathy #RIP pic.twitter.com/ycJWEIsonL

— Jodi Mohrmann (@jodi_mohrmann) 2018年2月4日

マサチューセッツ警察も、哀悼の意を投稿しました。

Our condolences to the 436th on Rico’s loss. A four-legged hero and patriot. https://t.co/yiwyJ0hbva
— Mass State Police (@MassStatePolice) 2018年2月5日

436治安部隊のRICOにお悔やみを申し上げます。4本脚の英雄であり愛国者でした。

RICOとの思い出とお別れの日について、米軍のブログにも投稿されています。

彼らがどれだけ軍用犬を家族同然に愛しているかが伝わる内容です。

闘病中の米の軍用犬が「最後の呼び出し」を受け治安部隊が悲しみに暮れる