気づけば今年もバレンタインデー目前ですね。先日の恵方巻きのいろんな意味での白熱ぶりと比べると、だいぶ落ち着いているような気がするのは気のせいでしょうか? そもそもバレンタインデーは、アメリカでは恋人同士や夫婦間で大切な気持ちを伝えあう日。そして、海外では主に男性から女性に愛を伝える日としても知られています。

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今回はバレンタイン=愛しい人・大切な人というフォーマットを取りながら、男性目線のラブソングやバレンタインデーに映えそうな雰囲気重視の楽曲など、広義の意味でのバレンタインソングとして機能しそうな静かめの音楽をセレクトしてみました。

 

「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、夜にしっぽりと聴けるようなメロウな流れを楽しんでいただければうれしいです。

※画面をタップすると曲が試聴できます

 

【バレンタインデーに聴きたい様々な形のラブソング10選】

01.チョコレート/木村カエラ
(2011年10月12日リリース)

いわゆる告白ソング的なものではなく、意中の人へのハートフルな想いが詰まったもの。しかも僕口調の男子目線なので男性陣はハッとさせられるかも。「君の隣で僕は苦く 悩んではすぐ弱音をはく 口にすれば甘く溶ける チョコレートみたいに不思議な力」という歌世界に共感した男子は、その気持ちを伝えてみてはいかが? 6枚目のアルバム「8EIGHT8」に収録。

 

02.Faye Valentine/SaiB
(2017年8月7日リリース)

さっそく反則的なセレクトでご容赦を。1998年から1999年にかけてオンエアされていたテレビアニメ「カウボーイビパップ」のオマージュ・アルバムからの1曲。手掛けるのはモロッコ出身のビートメイカー。フェイ・ヴァレンタインとは本作のヒロイン名で、「愛しの人」ということでピックアップ。ラウンジ色の強いジャジーなチルアウト・ミュージックが劇中のセリフとともにふたりをやさしく包み込んでいく。

 

03. Valentine/ACO
(2015年12月16日リリース)

シンガーソングライターのACOが幾度もささやく「Be my Valentine(私の特別な人になってくれる?)」がなんとも官能的。生々しい息遣いが伝わってくる歌声と、それに寄り添うメランコリックなサウンドスケープとが印象的だ。デビュー20周年のタイミングでリリースされたアルバム「Valentine」に収録。

 

04.Valentine’s Day/ソランジュ
(2008年10月22日リリース)

世界の歌姫・ビヨンセの妹でもある彼女。姉への楽曲提供やデスティニーズ・チャイルドの裏方での実績を経て、ついに才能が開花。レトロな質感を感じさせつつも、現代にアップデートさせた最新型のR&Bスタイルの作りで話題を呼んだ楽曲。多くのメディアで評価されたセカンドアルバム「ソランジュ&ザ・ハドリー・ストリート・ドリームス」に収録。

 

05.Valentine’s Curse/Bane’s World
(2016年6月4日リリース)

カリフォルニアを拠点に活動するシェーン・ブランチャードによるベッドルームポップ・プロジェクト。浮遊感のあるドリームポップ的なサウンドが魅力的なのだが、タイトルの「Curse」とは童謡の捉え方で呪い、もしくは呪文の意味を含んだりもする。これって、アメリカでも男女問わず密かな想いを相手に伝える習慣が増えてきているということで、バレンタインデーの狂騒にうんざりしている人が実は多いってことかも(笑)?

 

06.ほれちゃった/CHAI
(2017年10月25日リリース)

“NEOかわいい”をテーマに、新たな女子のかわいい価値観をポストロックのサウンドにのせて声高らかに歌い上げる話題のガールズバンド。メロウでムーディな本作は、実はメンバー全員が愛してやまない餃子ラブな楽曲。とはいえ、餃子を彼氏に置き換えてみると、最高のラブソングとして機能してしまうのです。

 

07.桜super love(single mix)/サニーデイ・サービス
(2017年3月15日リリース)

厳密にはいわゆる「春ソング」になるのでしょうが、桜が咲きほこるまでには大切なあの人と一緒になりたい。スーパーメロウなこの楽曲を聴くと、なぜかそんなことを思ってしまうのです(当方既婚者)。印象的な歌詞「きみがいないことは きみがいることだなぁ」は、一緒に呼吸をするように大切な存在の人がいるからこそ。春に出会える桜のことかもしれないし、リアルに触れると体調不良で音源制作から離れたドラムスの丸山晴茂氏のことかもしれない。リスナーにとっては、あなたが今この瞬間に大切に思っている人のことかもしれない。ということで、究極のラブソングと解釈してみました。

 

08.Love is on line/キリンジ
(2006年10月25日)

堀込兄弟時代の隠れた名曲。題材はインターネットにおける恋愛で、2006年だとmixiをイメージするとわかりやすいかも。今では「出会い」のきっかけがSNS系サイトでもなんら違和感はないが、当時はまだ「え!?」なるリアクションが多かったはず。そのあたりのニュアンスを汲んだシニカルな歌詞がいい。例え、出会えなかったとしても、やり取りの間に「つながり」はあったのです。強引ですが、義理チョコも組織の中での「つながり」を確認させるアイテムということかもしれません。

 

09.Valentine/Ned Doheny
(1976年リリース)

甘い歌声とさわやかなメロディで人気を博したブルー・アイド・ソウルの代表選手。本作は70年代当時のサーファーたちに愛されたウエストコーストAORの名盤「ハード・キャンディ」の最後を飾るジャジーなナンバー。大切な人=バレンタインが去ってからはじめて知る彼女への愛しさ、信じることができなかった自責の念が歌われたもの。こうした気づきも含めてバレンタインということで。

 

10.My Valentine/ポール・マッカートニー
(2012年2月6日リリース)

現在の妻であるナンシー・シェベルに捧げたラブソングで、雨が降るバレンタインの日にポールが作曲したのは有名な話。世間を賑わせた前妻のヘザー・ミルズとの離婚訴訟を経て、2011年に結婚したふたり。「雨が降ったらどうするんだい? 彼女が言うには いつか すぐに太陽が輝くはず そして彼女は正しかった」。そう、その後の結婚生活は間違っていなかったのです。色艶のあるアコースティックギターの音色はエリック・クラプトンによるもの。

 

家族や恋人がいる方はもちろん、好きな人に思い切って告白しようとしている方は、音楽のチカラも借りて普段なかなか言えない感謝の気持ちや、「好き!」という気持ちを正直に伝えてみてはいかがでしょうか。

試聴できる! バレンタインデーの夜にしっぽり聴きたい様々な形のラブソング10選キャプション