日本時間5日より映像配信サービス「Netflix」で独占配信中の映画『クローバーフィールド・パラドックス』。事前告知(プロモーション)なしでいきなり配信開始されるサプライズを仕掛けた真意について、プロデューサーのJ・J・エイブラム氏は「パラマウント(米国の映画会社)とどんなふうに映画を公開したら一番面白いかを話し合っていて、パッと出てきたアイデアだった」と明かしている。

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 『クローバーフィールド・パラドックス』は、エイブラムス氏と彼の製作会社バッド・ロボット・プロダクションによる「クローバーフィールド」シリーズの最新作。1作目『クローバーフィールド HAKAISHA』(2008年)は、現場に居合わせた人物の視点から、ハンディカムで撮影されたドキュメンタリータッチの映像で臨場感たっぷりに描く手法が話題を呼んだパニックムービー。

 最新作の舞台はそう遠くない未来。世界中から集められた宇宙飛行士たちが、地球の深刻なエネルギー危機を解決するため、宇宙ステーションで実験を行う。しかしある事故により、その任務は予想外の事態へ。宇宙に放り出された飛行士たちと地球の運命は!?

 英ロンドンで現地時間7日に行われたQ&Aに出席したエイブラムス氏は「パラマウントとどんなふうに映画を公開したら一番面白いかを話し合っていて、パッと出てきたアイデアだったんだ。皆、この映画がいつか公開されるのは何となく知っていたし、これまでも『クローバーフィールド』はサプライズに満ちていたので、どうやったら皆を驚かせられるか話していたんだよ。それでNetflixと超極秘の怪しいミーティングをしたんだ(笑)。こんなことってできるかな?と切り出してみたら、Netflixは映画を観てぜひ一緒にやりたいと言ってくれた。結局、このアイデアを考え始めてから6~8週間くらいで実現したんだ。決まった瞬間から、監督のジュリアスと『これはもう口を閉ざすしかないな』と思った(笑)」と話している。

 さらに「シリーズの面白いところは、常に動きがあるところなんだ。いつもジェットコースターのようなんだよ。まるで50~60年代の『うわー、何これ、面白そう』と思う本のカバーのような、そんな映画だと思うんだ」と自信たっぷりに作品をアピールしていた。

Netflixオリジナル映画『クローバーフィールド・パラドックス』英ロンドンプレミアで舞台裏を明かしたプロデューサー・J.J.エイブラムス氏