フラメンゴのFWヴィニシウスが終了間際に25ヤードのロケット弾

 “新ネイマール”とも称されるブラジルの至宝が圧巻のゴールを叩き込み、その直後に乱闘騒動を巻き起こして注目を浴びている。来季、スペイン1部レアル・マドリードへの移籍が内定しているフラメンゴの17歳FWヴィニシウス・ジュニオールは、リオデジャネイロ州選手権準決勝ボタフォゴ戦(3-1)で1ゴールを決めたが、思わぬ形で主役となってしまったようだ。

 試合は前半36分にフラメンゴが先制すると、後半早々にも追加点。その後1点を返されたが、終了間際の後半アディショナルタイムに17歳の神童が存在感を放った。左コーナーキックを得たフラメンゴは短いパスでつなぐと、ヴィニシウスがドリブルで中央に侵入。相手も足が止まった状態で寄せきれずにいると、ペナルティーエリア外から右足を一閃。シュートは絶妙なカーブがかかり、横っ飛びした相手GKが伸ばした手の横をすり抜け、ゴール右隅に吸い込まれた。試合はそのままフラメンゴが3-1と勝利を収めている。

「レアルのワンダーキッド、ヴィニシウスが25ヤードの圧巻弾」と伝えたのは、英紙「デイリー・スター」だ。若武者の一撃を「ロケット弾」と高く評価し、「レアルは次世代ブラジル人スターを発掘したかもしれない」と記している。また、スペイン紙「AS」も「レアルの若き真珠」と称え、「魔法の時間がそこにあった」とゴールシーンを描写している。

移籍金58億円17歳、得点後に“泣き真似”

 17歳のヴィニシウスは、18年夏からレアルへ移籍することが内定しており、移籍金は推定3900万ポンド(約58億円)と報道されている。契約の一環として、7月12日に18歳となるまでは母国に留まることになっているという。

 ダメ押し弾を決めたヴィニシウスだが、ゴール直後のパフォーマンスが物議を醸している。「AS」紙は、「チームメイトとのお祝いの後、ヴィニシウスは相手サポーターに向かって、泣いているかのように目を撫でた。審判はこれを挑発行為とみなし、イエローカードを提示した」と報じている。

 ヴィニシウスの泣き真似パフォーマンスは相手チームの選手も刺激し、ゴール後に両軍が入り乱れる乱闘騒動が勃発し、会場は一時騒然となった。“新ネイマール”と称される17歳の神童は、ゴールとパフォーマンスの両方で世界から注目を集めている。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

来季レアル17歳神童「新ネイマール」が“ロケット弾”、泣き真似パフォーマンスで乱闘騒動