AEKアテネのアラウージョが無人のゴールを前に、まさかのシュートミス

 サッカーでは時に信じられないようなシーンに直面することがある。現地時間11日に行われたギリシャ・スーパーリーグ第21節でも、観る者の目を疑うそんな珍事が生まれた。

 主役となったのは、AEKアテネのアルゼンチン人FWセルヒオ・アラウージョだ。本拠地にアステラス・トリポリを迎えたゲームの前半13分、左サイドから上がったライナー性のクロスがクリアを試みた相手DFの足に当たってゴール前にフワリと上がる。ボールは飛び出していたGKの頭上を越えてゴール正面に走り込んでいたアラウージョの足もとへ。触らなくても、そのまま無人のゴールに吸い込まれそうな状況だったが、アルゼンチン人FWはワンバウンドしたボールに対してジャンプして右足で合わせにいく。

 だが、勢い良くバウンドしたボールの下を捉えすぎたのか、ゴール前約1メートルでのシュートは思い切り良く蹴り上げる形となり、クロスバーを叩く。そしてボールは無情にもゴール内ではなくペナルティーエリア内に跳ね返り、起き上がった相手GKがキャッチした。

 そして決定的なシーンで決められなかったアラウージョは、ゴールネットにもたれかかり、信じられないといった表情で両手で顔を覆った。

「3ヤードの距離からクロスバーを叩いた」

 この世紀のミスを受けて、各国のメディアも反応。「ヤフースポーツ」の英国版ツイッターは、「どのようにして彼はミスをした!? AEKアテネのストライカー、セルヒオ・アラウージョは、ギリシャ・スーパーリーグの試合で3ヤードの距離からクロスバーを叩いた」と伝え、「シーズン最悪のミスを喫した」と動画付きで紹介している。

 UAE紙「Sport360°」も公式ツイッターで、「今まで見た中で最悪のミスの一つ」、トルコのスポーツ専門サイト「Sporxtv」公式ツイッターも「信じられないミス」と、歴史上でも珍しいシーンになったと言及している。

 試合はその後、AEKアテネが後半にPKで1点を奪い1-0で辛くも勝利し、首位PAOKを勝ち点2差で追走。チーム最多タイの7ゴールを奪っているアラウージョも、ホッと胸を撫でおろしているに違いない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

ゴール前1mからの目を疑うシュートミスに海外騒然 世紀の珍事に「今まで見た中で最悪」