朝日新聞の「奨学を返せず親子で自己破産」というニュースが話題になっている。13日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)でも取り上げられ、経済評論家勝間和代さんが

「なんでもかんでも奨学を出すという仕組みが良くない」
「(日本の学費が)高すぎます」

などと苦言を呈していた。

朝日新聞は12日の記事で、の奨学を返せず自己破産するケースが増えており、借りた本人だけでなく親や親族らと共倒れになる事態も広がっていると伝えていた。(文:okei

「私立大学を出たからって800万円返せる就職口なんて無い!」


画像は番組公式サイトのキャプチャ

卒業して3年半で自己破産申請したある男性(27歳)は、私立大学際関係学部への入学や授業料などで、計800万円余の奨学を借りていた。東京で就職したが給料は手取り20万円。毎4万円を20年払い続ける自信がなくなり自己破産した。4か後、連帯保人になっていた52歳)もまた自己破産し、今後91歳の祖にまで請が及ぶ恐れもあるという。

意見をめられた勝間さんは、開口一番

「まず今、私立の大学を出たからといって800万円の奨学を返せる就職口なんて正直いんですよ!」
「だから、この仕組みそのものがもう破綻してるんです」

とズバリ。

今はもう、新卒や中間管理職が要らない時代になっており、「AIITが発達しすぎて労働が要らないんです」と持論を展開。大卒ではない物理的な作業をする人はいくらでも必要だが、大学卒業程度の能力を必要とする就職口が、

「本当の一流大学や本当のAI技術者のような特別な人しか、用意されていないんです」

と断言した。

さらに「言い方は悪いんですど」と断りつつ、「際関係学部という名前を聞いた間に、少なくともトップレベルではないということが分かってしまうわけです」と摘する。

「結局、年に100万とか使ったとしても、まったくそれを回収できるような就職先がないので、正直、奨学を出してはいけないぐらいのレベルなんです」

と辛辣なコメントを次々繰り出していた。

「無償を増やすか、国公立を徹底的に下げないとダメ」

ちなみに、の奨学は担保や審い。1人当たりの均借入額は、成績と収入の要件がある「利子」が237万円で、「有利子」は343万円だ。卒業から20年以内に分割で返すことになっている。

それにしても、冒頭の男性ケースは借り過ぎのような気がする。自業自得とは言わないが、見通しが甘い部分はあっただろう。その甘さが通ってしまい、後々困窮することになっている。

「なぜそういうシステムに?」と聞かれた勝間さんは、「もちろん銀行があり、奨学の予算があるからです。あるいは、私立大学がそういう人たちが来ないとも来なくなっちゃうからです」と激辛摘は止まらない。

奨学は税が補助をしているだけで、利息も返済義務もあるとして、

「本当にこの仕組みを維持したいのであれば、償の奨学を増やすか、公立大学(の入学)を徹底的に下げないとダメです」

と意見した。

さらに、「海外でもかれでも大学に上げない」と解説。ヨーロッパでは、大学で回収できる可性のあるような人しか、あげないような仕組みにしているという。その上で、

「言っては申し訳ないんですけど、就職成績が悪い私立大学に、なんでもかんでも奨学もらって突っ込めという仕組みが良くないんですよ」
「奨学借りれば何とかなるって、なんとかならないんですよ!」

などと、現実叩きつけていた。