クラッテンバー審が“謝罪”する選手に遊び心で冗談のイエローカードを提示

 サッカー世界では“審が役となる”のは、試合としてあまり歓迎すべきものではない。しかし、かつてプレミアリーグなどで何かと話題を提供したマーククラッテンバー審は、現在フェリーを務めている中東の地でユニークなジャッジを下して話題となっている。

 英サッカー専門誌「フォーフォー・トゥー」に掲載された記事によると、同審が“役”となったのはサウジアラビアリーグアル・イテファク対アル・フェイハでのこと。前半40分に負傷選手が出た際にクラッテンバー審は試合を止めていたが、ここであるアクシデントが起こったのだ。

 それは給を行なっていたエジプト人DFフセインサイードが、チームスタッフに対して給ペットボトルを投げた時のことだった。これが至近距離にいたクラッテンバー審の顔面にヒットしてしまい、端正な顔立ちで知られる同審が顔をゆがめた。

 ただ、クラッテンバー審はここでちょっとした機転を利かせた。“本当にごめんなさい”と言わんばかりに近づいてきたアフロヘアーのサイードと抱き合い、少し自分の気を落ち着かせる。そしてそのサイードが後ろを向いた間、ちらりと“イエローカードを出すぞ”というリアクションを見せる。すると、それに気づいたサイードは爆笑して、勘弁してよといった表情を浮かべた。

 同誌は「言葉が確実に障となっていたので、クラッテンバーグはサイードに向けて遊び心ある冗談のイエローカードを出したのだろう」としている。同審は、2015-16シーズンUEFAチャンピオンズリーグ決勝で当時レアル・マドリードに所属したポルトガル代表DFペペ(現ベジクタシュ)の“大根演技”に対して、「く立て」と言わんばかりに舌をペロペロと動かした映像が抜かれて世界中の話題をさらったが、サウジアラビアでもその存在感は際立っているようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージ写真 photo by Getty Images

お騒がせ主審が中東で“劇場”再び ペットボトル顔面直撃にイエロー“チラ見せ”で爆笑