パナソニックとトレンドマイクロは14日、コネクテッドカーに対するサイバー攻撃の検出および防御に関するサイバーセキュリティソリューションの共同開発に合意したことを発表した。

パナソニックは、昨年10月に自動運転やコネクテッドカー分野でのサイバーセキュリティ対策を実現する「オートモーティブ侵入検知・防御システム」の開発を発表している。車載機に搭載する"監視モジュール"とクラウドで連携する"監視クラウド"から構成されるシステムは、攻撃初期段階となるインターネットからの侵入検知、攻撃第二段階となる車両全体の通信に利用されるプロトコルCAN(Controller Area Network)への侵入検知、同じくEthernet通信への侵入検知の二段階に対応、収集するログはクラウド上の機械学習を通じて連動させる。

今回実施する共同開発

今回発表された共同開発では、この「オートモーティブ侵入検知・防御システム」のCAN侵入検知・防御技術を搭載するElectronic Control Unit(ECU)、トレンドマイクロのIoT機器向けセキュリティソリューションTrend Micro IoT Securityをカーナビなどインフォテインメント機器に実装し、双方が検知したログからクラウド上で解析するという枠組みが示されている。

両社は、コネクテッドカーの分野ではハッキングによりハンドルやブレーキシステムを制御されるリスクが確認されており、個々の車内内部のみの対策だけではなく、クラウドから常に車両を監視・分析することが必要になることを指摘。2020年以降のサービス実用化を視野に、ソリューションとしての提供を目指す。
(長岡弥太郎)

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