もし、相手の表情や動作、から心を読み解ければ、騙されることも少なくなり、コミュニケーションも円滑にできるようになるだろう。

相手の本音を察することができれば、人との関わり方は変わる。
そんな「人間科学」の世界を紹介しているのが、『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』清水健二著、フォレスト出版刊)だ。

■「まばたき」が増えている人はどういう状態なの?

本書では、人を理解する人間科学の学術的な知見を下地ビジネス日常での事例を織り交ぜながら、最新の科学的観察法と質問法を紹介している。

が上がっていたり、下がっていたり、のしわのでき方だったり、が引き上げられたりと、感情は顔の表情に出るもの。その中でもしっかり観察したい顔の情報が、の動きだ。

本書によれば、の動きを2つに分類すると「き」と「眼球の動き」に分けることができるという。

きは、に適度な潤いを与えるという物理的な機以外にも心理的な機がある。それが緊だ。緊するときは増加する。一方、集中しているときは、きが減少するというのだ。
ただし、ゴミが入った場合、それを出すためにきを増加させることもある。もしきが増えても、それが物理的なものなのか心理的なものなのか見定める必要はあるだろう。

■集中を示す究極の状態は「目を閉じている」こと

もうひとつは、眼球の動きだ。

・話し相手の線が、上を見たり、下を見たりする。
・話し相手の線が、一点を注視している。

これらの動きは、原則的に「集中」を意味していると著者は言う。例えば、会話をしているときや、何かを考えなくてはいけなかったりするとき、線を相手に向けたままだと集中できないだろう。で見た情報が集中を阻むからだ。

そんなとき、天井を見上げたり、床に視線を落とせば、正面を向いたままよりも視覚情報が少なくなる。この極めつけが、を閉じること。を閉じることで、全に視覚情報をシャットアウトして意識を集中することができるのだ。

現代科学の知見では、特別な機器を使用しない限り、の動きだけでウソを見抜くのは不可能だという。しかし、の動きと話の内容とを合わせて考えることで、相手がどんなことを考えながら話しながら予想しやすくなることもある。

商談や営業、彼氏のウソを追及する場合など、ビジネスでも日常でも活用できる人間科学活用してみてはどうだろう。

(新刊JP編集部)

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