ファジアーノ岡山は、DF近藤徹志が2017年シーズン限りで現役を引退することを発表した。14日付でクラブの公式サイトが伝えている。

 近藤は1986年生まれの現在31歳。名門東福岡高校では日本代表DF長友佑都と同級生であり、キャプテンとして活躍していた。2005年に浦和レッズに入団し、プロキャリアをスタートさせるが、デビュー戦で左ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負ってしまう。その後は、出場機会を求めて、愛媛FCへの期限付き移籍の後、2010年には岡山に完全移籍で加入。しかし、2012年にも右ひざ前十字じん帯断裂を負ってしまうなど、ケガに悩まされる日々が続いた。2017年シーズンの途中より、カターレ富山へ期限付き移籍。明治安田生命J3リーグで4試合に出場していた。

 近藤は現役引退に際し、以下のようにコメントを残している。

「このたび、2017シーズンで現役を引退することを決めました。育成年代で、わかばFC、東福岡高校。プロになってからは浦和レッズ、愛媛FC、ファジアーノ岡山、カターレ富山に在籍させてもらいました。若い頃から怪我が多く、サッカーができない時間は悔しく、本当に苦しいものでした。それでも周りのたくさんの方々の支えで、なんとか13年間プレーすることができました」

「全てのクラブに共通して、素晴らしい監督、コーチ、チームスタッフ、選手、サポーター、クラブスタッフ、その他クラブに関わる多くの皆さんがいて、その方々の期待を背負ってプレーすることは、何ものにも代え難いものでした。在籍した全てのクラブに感謝の気持ちでいっぱいですが、中でも2010年から7年半在籍したファジアーノ岡山には特別な思いがあります」

「加入当時は、まだJリーグ加盟2年目でクラブハウスもなく下位争いをしていましたが、多くの皆さんの力で成績、クラブの規模が年々大きくなっていく中でクラブと共に成長させていただきました。そして影山監督、長澤監督という2人の監督の下でプレーできたことも素晴らしい経験になりました。この先、間違いなくさらに大きくなっていくファジアーノの歴史の一部になれたことが何より嬉しいです」

「今後についても、ありがたいことにファジアーノ岡山からクラブスタッフとしてのお誘いもいただきましたが、サッカー選手以外、社会人としての経験が無い自分自身がクラブに対して御恩をお返しできることは現状何も無いのではないかと思い、地元福岡の一般企業に就職することを決めました。アルバイトもしたことの無い自分に何ができるか、不安でいっぱいですが、これまでの経験を糧に一から学んで、またいつの日かクラブに貢献できる人間になりたいと思っていますので、また何かの形でみなさんにお会いできる日を楽しみしています。13年間、本当にありがとうございました」

プロキャリアでは度重なるケガに悩まされたDF近藤徹志(左) [写真]=Getty Images