笑顔で「行ってきます!」と家をとび出す子どもを見送っても、ちゃんと居場所があるのかな? いじめられていないかしら? 学校に行きたくないと言い出したらどうしよう……など、子どもへの心配は尽きませんよね。

 塾講師として、園児と小学生の子どもたちに日々接している筆者が、保護者や子どもたちから受ける相談でとても多いのが「学校での友人トラブル」。いざ目の前の我が子が心を閉ざしてしまったら、どうしたらいいかわからなくなってしまう方も多いようです。何かあったときに冷静にサポートができるように、子どもが友だちとの関係性に悩んだら、どんなふうにサポートするか、一度家族の方針を話し合っておくといいでしょう。

 思い悩んでいる子に事情を聞くと、クラスにいじめっ子がいて立ち向かえなかったり、大好きだった親友と取り返しがつかないくらいの大げんかをしてしまったりと、実際には呆れてしまうくらい些細なトラブルであるケースも多いです。とはいえ、毎日同じメンバーのクラスで生活する子どもたちにとっては、小さな友人関係のトラブルが死活問題に感じられることもあります。まずはそのことをしっかり念頭に置いて、人と人との関係性を築いていく経験を前向きに積ませてあげましょう。

 一つだけ気をつけたいことは、親がトラブルを予防しないことです。社会に出たら自分で人間関係を築いていかなければならないのですから、自分で道を切り開けるようにサポートしてあげるのがよいでしょう。嫌なことをされたら、どうやってそのことを相手に伝えやめてもらうか。けんかしてしまったら、どうやって仲直りをしようか。カウンセラーのようなイメージで、まずは子どもの気持ちを受け止め、今後どうして行きたいかを決められるように導いてあげてください。

 どんな言葉で前向きになれるのか、どのくらいの行動なら挑戦できそうか、いつも近くで子どもを見ているお母さんだからこその視点で、アドバイスをしてあげましょう。 いざというときに冷静に子どもに向き合い、寄り添うことができるよう、子どもの日々の行動をしっかり観察して、アイデアをためておくことをオススメします。

(Nao Kiyota)

アサジョ